両親に似た人

前回の記事で、人は「無意識的に両親に似た異性に惹かれる」という話をしましたよね?
(参照:イマゴ理論で解説!あなたがその人に惹かれる理由)

そして代償行動の欲求により両親の長所だけでなく、短所まで似た人を探してしまう「イマゴ理論」についてもご紹介しました。

しかし幼い頃、両親のせいで傷ついた経験のある人なら、そんな両親に似た人と付き合いたくないと思うのは当然だと思います。

そこで今日は、自分がどんな人を好きになっているのか、恋人にどんなことを求めているのかを振り返りながら自身の恋愛パターンを見直してみましょう!

 

恋愛パターン

心理学者であるヘンドリックス博士は、自分の恋愛パターンを見直せる簡単な方法を見出しました。

この方法を使うと、両親に対して寂しい思いをした事や嫌だった部分が自分の恋愛パターンにどう影響を及ぼしているのかを知ることができると言います。

そして、この方法で自分の恋愛を振り返ると、今後同じような恋愛パターンを繰り返さぬよう意識できるので、試さないワケにはいかないですよね(^^)

それではペンと紙を準備して早速始めてみましょう!

1. 両親の短所を書き出す

まずは子供の頃の記憶を遡り、自分が傷ついた両親の態度や言動を思い出して短所を書き出してみましょう。

「お母さん(お父さん)は何でそんな態度を取ったんだろう?」
「自分は絶対こんな大人になりたくない」
と、思った事を3つほど挙げてみましょう。

2. 自分が両親に望んでいた事を書き出す

次に自分が両親に望んでいた事、自分にとって必要だった事を書き出します。

「幼い頃の自分」の観点で、心の奥底では何を望んでいたのか考えてみてください。

3. 一番幸せだった瞬間の感情を書き出す

子供の頃、最も幸せだった瞬間を思い出してください。
この時の記憶は両親とは関係ない事でも大丈夫です。

一番幸せだったその瞬間、どんな気持ちだったのかを書き出しましょう。

4. 恋愛パターンの完成

それでは、ここまで書き出してきた事を以下の文に当てはめ完成させてみましょう。

「私は(自分に無関心で、自己中で、怒りっぽい)人に惹かれやすく、気楽さを感じます。
付き合っている時は相手が自分に(優しくして、意見を尊重して、褒めて)くれる事を望んでいます。なぜなら私はそうやってしてもらった時に(自信がつき、安心感を得られる)からです。」

こうやって両親との間にあった出来事を自分の恋愛パターンに置き換えてみるのです。

 

自分を振り返る事の重要性

このように紙に書き出すと、両親との関係が恋愛にどのような影響を与えているのかだけでなく、自分が無意識のうちに恋人に求めている事が何か知ることができます。

そして最も大事なことは、自分が惹かれる人と自分が恋人に望んでいる事が矛盾している事に気付けるという事です。

自分に無関心で自己中で怒りっぽい人に、優しくしてくれて、意見を尊重してくれて、褒めてくれる事を望むのには無理があるって分かりますよね?

この矛盾を発見できた事だけでも、恋愛パターンに大きな変化が見られるはずです。

自分が求めている人、自分の傷を癒してくれる人がどんな人なのかを確実に把握できたのですから!

これからは、両親の代わりを見つけるのではなく、自分に合った人を見つけて幸せな恋愛ができるよう、自身の恋愛パターンを今一度再確認してみてください!

 

P.S.

今気になっている人が本当に自分の求めている人なのかどうか確認したい方は、上の3つのステップと一緒に、恋愛の科学が作った「理想のタイプ診断」を行ってみてください!

この診断では、30個の性格特性をボタン一つで簡単に評価するだけで、今の恋人もしくは気になっている人が自分の理想のタイプにどれほど近いかを教えてくれます。

自分がどんなタイプの人を理想としているのかを改めて確認する事もできるので、是非一度診断してみてください!

 


チャミンの一言

子供の頃はお父さんみたいな人と結婚したかったけど…