幸せな結婚生活のために

恋愛の科学の読者の中にも、幸せな結婚生活を送りたいと夢見ている人は多いでしょう。

実際に新婚生活は、二人で一緒にいられることだけでも幸せ!平凡でも好きな人と仲良く暮せればそれだけでも幸せ!と感じるでしょう。誰にも邪魔されずに過ごせる家の中で、大好きな人とラブラブな時間を過ごせるだなんて・・・本当に夢のような話です!

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しかし、幸せな新婚生活もつかの間、時間が経つと予想もしてしなかったようなトラブルに直面することもあります。このような状況で逆境をうまく乗り越える夫婦もいますが、お互いの愛情が薄れていき離婚の道を選ぶ人たちもいます。

幸せになると確信して結婚したのに、現在では結婚したカップルの3組のうち1組が離婚するといいます。幸せな結婚生活をずっと続けていくためには、どうすればよいでしょうか?

今日は、結婚前に必ずチェックしておきたい大事なポイントについて話したいと思います。

 

とても甘い新婚生活

トレド大学のリサ・ネフ教授は、幸せな結婚生活を送る夫婦の特徴について研究しました。

リサ教授は、実験のために新婚夫婦82組を募集した後、配偶者についてどのように考えているのか聞いてみました。

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興味深い調査結果でした。被験者である新婚夫婦はすべての配偶者に満点に近い点数を与えました。

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「ふーん、みんな自分の配偶者をとても愛しているのね!」

リサ教授は、新婚夫婦は相手に対する評価が相当甘いという事を確認した後、二つ目のアンケートの調査を実施しました。

今回のアンケート調査は、相手に対する具体的な質問について問う内容で構成されていました。例えば、次のようなものでした。

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リサ教授はもう1枚のアンケート用紙を用意しました。今回は、同じ質問内容で、自分に置き換えて答えてもらいました。

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その後、リサ教授は自分で作成したアンケートと配偶者が作成したアンケートを比較してみました。

そして、面白い現象を見つけたのです!

一部の人々は、自分の配偶者の特徴をとても具体的に把握していたのに対し、

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一部の人たちは配偶者のことをよく分かっていませんでした。

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「時間が経つとこの差が関係に影響を及ぼすのではないだろうか?時間をかけて調べる必要がありそうね」

リサ教授はなんと4年後、実験に参加した夫婦に再度連絡しました。

そして、驚く事実を発見しました。

 

別れよう

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お互いをよく知らなかった夫婦は、4年後離婚していた確率が30%も高かったのです。リサ教授はこの現象について次のように説明します。

「皮肉なことに、結婚生活の質は、新婚の時感じる幸せの大きさとは何の関係もありません」

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「いくら幸せな新婚夫婦でも、何かと衝突が増えてトラブルになるものです」 

「この時、お互いの事を分かり合っている夫婦は、問題があってもその状況を乗り切れるという希望と問題を解決しようという意志を持ちます」

「しかし、お互いの事をよく理解していない夫婦は、問題に直面するたびに、相手の予想外の姿を見つけてしまうのです」

「戸惑うことが多くなるほど、人々は結婚に対する確信を失っていきます。このような挫折感は、関係満足度を落とし愛情を冷やします

なるほど、そのような理由だったんですね!

だから結婚前に相手について十分知っておく事が、どれほど大事か分かりますよね?

 

知る事が愛!

結婚の準備をしている方や、この人と結婚したいと思う人と付き合っている場合、もう一度チェックしてみてください。

恋は盲目と言うように、感情に溺れて相手の様々な姿を客観的に見れていないのではないか、自分の期待と偏見で恋人にものすごく無理な要求をしているのではないか、振り返ってみましょう。

恋人について良いイメージを持つのも大事ですが、お互いを具体的によく知る事が、幸せな結婚生活を維持するのに役に立つからです。

「相手をより具体的によく知る事は、より深く愛する事」なのです!お忘れなく!

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