謙遜風自慢
「胃下垂だから食べても全然太れないんだよね…女の子はちょっとぽっちゃりくらいが可愛いのに〜」
「医大に通ってたせいで、毎日実習やら研修やらで遊びに行けなくてつまらない大学生活だったよ」
謙遜しつつ自慢話をしてくる人…
皆さんの周りにも1人くらいはいませんか？(^_^;)
このように「謙遜しながらも自慢」する理由は「他の人からよく見られたいから」と前回の記事でお伝えしましたよね！
(参照：謙遜に見せかけて自慢話をする人の心理とは？)
でも、良かれと思ってしているその言動…
今すぐにやめた方がいいかもしれません！
なぜなら…
相手が「この人…謙遜しながらも自慢してるな…」と感じた瞬間、むしろ取り返しのつかない結果になると、ノースカロライナ大学のセゼル教授の研究で検証されていますから！
誰でも自慢はするけど…
セゼル教授は「謙遜しながら自慢する人」を人々はどう思っているのか調べるために研究を行いました。
まず教授は、実験参加者400名にあるインスタグラムの投稿を見せ、投稿をした人について評価をしてもらうことに…
その投稿内容は2つ！
一つ目は「内定ゲット！」と書いた文に、内定通知のメールをスクリーンショットしたもの、
2つ目は、1つ目の内容＋大げさに謙遜したハッシュタグを追加したものでした。
ハッシュタグをいくつか追加しただけで、人々の評価は変わるのでしょうか？
その結果は…
ハッシュタグを追加した人ほど能力が無いように見え(competence)、
さらに好感が持てないと評価されたと言います(liking)。
自慢していると思われないために謙遜したハッシュタグをいれたのに、むしろ素直に自慢をした人よりも評価が悪かったのです。
偽りの姿？
一体なぜこのような結果になったのでしょうか？
まず、参加者はハッシュタグを付けて自慢した人に対して信頼出来ないと評価したと言います(sincerity)。
自慢していると思われないように謙遜する姿は、うわべだけを取り繕っているように見えるからです。
そして、一度そのように判断されてしまうと、今後何をしても「偽りの姿なのでは？」という疑いの目を向けられてしまいます。
それだけでなく、元々持っていたその人の長所までも悪く見えるようになると言います。
自慢に聞こえないように謙遜しながら自分をアピールしただけなのに…
すべてが偽りの姿に変わってしまうなんて…
好感と不評
もちろん、誰でも自分自身をよく見せようとうわべを飾ってしまう事があるでしょう。
特に好きな人の前では…(-_-;)
だからといって「謙遜するフリ」をすると、信頼出来ない人と判断されてしまうという事をよく覚えておいてください。
一度失った信頼は、取り戻すのが難しいですから…
これからは、誰かによく見られたいからといって、謙遜しながら自慢話をしてアピールしないように！
良かれと思ってしている「謙遜」がもっと悪い影響を及ぼしている事を忘れないでください。
それよりも、うまく自分をアピールする方法は「タイミング」にあると前の記事でもお伝えしましたよね？
(参照：自慢をするなら後の方にするべき！)
タイミングに気をつけて、うまく自分をアピールする練習をしてみましょう！
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大人の非常階段の一言
最近は自虐風自慢「JJ」という言葉もあるみたいですね…
この記事を読んだ人はこの診断をしています！
