男友達、女友達

あなたは仲のいい友達がいますか?

その友達は同性の友達ですか?異性の友達ですか?

今日、恋愛の科学では同性の友達と異性の友達のメリットデメリットについての論文を紹介しようと思います!

男女で友達についての考えに違いはあるのでしょうか?

 

友達のメリット・デメリット

テキサス大学心理学科のエイプリル・ブレスケ教授と進化心理学界の巨匠デイビス・バス教授は同性の友達と異性の友達についての男女の考えが、どのように異なるのか気になりました。

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ブレスケ教授は400名の大学生を対象に現在一番仲良くしている同性の友達と異性の友達との関係について尋ね、男性と女性では友達に対しての考えがどのように異なるのか比較してみました。

結果はどうだったでしょうか?

 

同性の友達のメリット

まず、男女が考える同性友達のメリットの順位を見てみます。

<同性の友達のメリット Top 5 (男性)>

1位. いい影響を受ける (74%)
2位. 気楽に話せる (71%)
3位. 出会いの場に一緒に行ける (62%)
- 合コン、パーティーなど
4位. 友情が壊れにくい (61%)
- ずっと友達として付き合っていく事ができる
5位. ネットワークを広げる事ができる(52%)
- 友達を通して違う人と出会う事ができる

 

<同性の友達のメリット Top 5 (女性)>

1位. 気楽に話せる (83%)
2位. いい影響を受ける(78%)
3位. 一緒にご飯を食べる事ができる (73%)
4位. お互い助け合う事ができる (72%)
5位. 出会いの場に一緒に行ける(65%)

 

男女が考える同性の友達のメリットは似ていました。気軽に話をする事ができる相手であり、いい影響を与えてくれる存在であり、交際相手を一緒に探す同士でもあるという事です。

しかし、男性は友情が壊れにくいという事を4位に挙げましたが、女性は一緒にご飯を食べる事ができることを3位に挙げたという点が面白いですよね。

 

異性の友達のメリット

では異性の友達のメリットを見てみましょう。

<異性の友達のメリット Top 5 (男性)>

1位. 気楽に話せる (73%)
2位. 異性について学ぶことができる (70%)
‐女心を理解できる、服やプレゼントを選ぶセンスがよくなるなど
3位. 男としてのプライドを保つことができる・自信がつく(68%)
4位. いい影響を受ける(67%)
5位. 一緒にご飯を食べる事ができる(62%)

 

<異性の友達のメリットTop 5 (女性)>

1位.  一緒にご飯を食べる事ができる (79%)
2位. いい影響を受ける(75%)
3位. 危険な状況で守ってもらえる(74%)
4位. 気楽に話せる(73%)
5位. 異性について学ぶことができる (69%)
‐男心を理解できる

 

予想と違って男女が選んだ異性の友達のメリットも似ていました。友達から異性について学ぶことができると男女ともに認めています。

基本的な考えは似ていますが、いくつか違いがありました。男性の場合、同性の友達のメリットにはなかった、プライドを保てる、自信がつくと、一緒にご飯を食べる事ができるという項目が選ばれました。

女性の場合は自分を守ってくれる人という事を大きなメリットに選びました。暗い夜道や身の危険を感じる時、男友達と一緒にいればちょっと安心できますよね。

 

同性の友達のデメリット

では、次にデメリットを見てみましょう!

<同性の友達のデメリット Top 5 (男性)>

1位.自分にストレスを与える (42%)
- 偉そうにする、度が過ぎる冗談、恥をかかせる等
2位. 友達に使う時間と労力(39%)
3位. 自分をバカにするような行動 (37%)
4位.金銭的な損害 (36%)
- お金を貸して返ってこない時
5位.恋のライバルになる可能性 (35%)

 

<同性の友達のデメリットTop 5 (女性)>

1位. 自分にストレスを与える (43%)
2位. 自分をバカにするような行動(39%)
3位. 恋のライバルになる可能性(35%)
4位. 友達に使う時間と労力(31%)
5位. 自分の恋人をバカにする行動(30%)

 

同性の友達の方が少し気楽かと思いきや、同性の友達からのストレスも多いようです。

同じ人を好きになり、恋のライバルになる可能性があるという点も男女共に同性の友達のデメリットに選ばれました。

また、男性は金銭的な損害(お金のやり取りを女性より多くするようです)を、女性は恋人をバカにする行動(過度な恋人の陰口は友情を蝕みます)を選ぶという特徴がみられました。

 

異性の友達のデメリット

では、異性の友達のデメリットには男女がそれぞれ何を選んだのでしょうか?

<異性の友達のデメリットTop 5 (男性)>

1位. 友達に使う時間と労力49%)
2位. 友達の異性の友達への嫉妬 (45%)
- 友達の異性の友達になぜか嫉妬する
3位. 自分たちの関係についての混乱 (45%)
- 私たちは友達?友達以上恋人未満?
4位.  自分をバカにするような行動(42%)
5位.  好きになってしまう可能性 (41%)

 

<異性の友達のデメリットTop 5 (女性)>

1位.  友達の異性の友達への嫉妬(46%)
2位. 自分にストレスを与える(44%)
3位. 友達に使う時間と労力 (43%)
4位. 自分たちの関係についての混乱(42%)
5位. 自分をバカにするような行動(40%)

 

まず、男女共通で友達の異性の友達への嫉妬をデメリットとして挙げています。友達であっても異性だという事だけで、嫉妬という感情が生じるようです。

関係についての混乱もデメリットとして挙げられました。男性は5位に「好きになってしまう可能性」を挙げているので、どちらかが恋愛感情を持ってしまうと、友情もぎくしゃくしてしまうかもしれません。

 

男女は本当に友達になれるのか?

研究結果をみると分かりますが、同性の友達と異性の友達、そしてこれについての男女の考えには大きな差はありませんでした。

ここで、究極の質問!!!男女間の友情は成立するのか?

十分に可能であるような気もするし、異性の友達のデメリットに「自分たちの関係についての混乱」や「好きになってしまう可能性」が挙げられているのをみると、難しいような気もします。

恋愛の科学では次の記事「友達?それとも恋人候補?男女間に友情は成立する?」で、科学的な結論を出そうと思います!