失恋した友達
「ねえ聞いてよ、さんざん振り回されたのにフラれた…」
「信じていたのに浮気をされた…(:_;)」
このように辛い恋愛の末に別れた友達にどんな言葉をかけていいか分からない事ってありませんか?
なんとか励ましてあげようと飲みに誘ったり、泣いている友達の背中をさすってあげたり…
でも「自分に出来るのはこれしかないのか」と思うと歯がゆいですよね。
そんな時、少しでも傷ついた心を癒やしてあげたいという想いからこんなことを言ったりもします。
「あんなヤツのために涙を流すのはもったいないよ。悪夢から目覚めたんだからこれからは良い夢見れるって!」
過去の恋愛をネガティブに表現し(悪夢)、これからの新しい恋愛に期待する(良い夢)、励ましにはもってこいの魔法の言葉!
きっとあなたの魔法の言葉のおかげで友達の心は少し穏やかになるはずです。
(言った自分もスッキリ)
ところが…!ここでちょっとストップ!
この魔法の一言が友達の新たな恋愛を不幸にしてしまうかも知れないのです!
「えっ!ただの慰めなのになんで?」って思いますよね?
それではこれからワルシャワ大学のストラルスキー教授の研究結果を一緒に確認していきましょう。
何気ない一言のせいで…
ストラルスキー教授は「過去の恋愛をどう捉えるかによって変化する恋愛満足度」について調べました。
研究結果によると、過去の恋愛を良く捉えようが悪く捉えようが、結局のところ現在の恋愛に対する満足度はどちらも低いことが分かりました。
つまり、過去の恋愛を振り返らない人のみが現在の恋愛に満足できていたという事です。
実は、良い思い出として美化された過去は新しい恋愛に何の役にも立たないと言います。なぜなら、過去を良かったと思えば思うほど今の自分との差に落ち込んでしまうからです。
しかし驚くことに、過去の恋に否定的だった人も同じく恋愛満足度が低かったのです。
うむ…これは不思議ですよね。
元恋人を「悪夢」だと思っているのなら、今の恋人に満足していそうなのに…?
過去を嫌いにならないで
過去を否定的に捉える人達には「神経質で、自尊心が低く、落ち込みやすい」という3つの共通点がありました。
「過去」とは、今まで自分が歩んで来た時間です。
過去-現在-未来は全て繋がっているので、過去だけを否定することも、元恋人だけをピンポイントに「悪夢だった」と否定することも出来ないのです。
過去を経て「現在」に至り、その「悪夢」を愛したのも「自分」だからです。
つまり元恋人を否定するということは、現在の自分を否定するのと同じなのです。
過去の恋愛を否定的に捉えていると、恋人とのコミュニケーションや価値観など、今の恋愛のいたるところに悪影響を及ぼすと言います。
当然、現在の恋愛に対する満足度は低くなってしまいますよね?
悪夢?何それ?
というわけで、慰めるためとは言え、過去の恋愛を掘り起こすのはストップ!
傷ついた友達をただギュッと抱きしめてあげるだけで十分ですから!
これから先、良い恋をするためには「元恋人がどんな人だったのか?」ではなく「これから誰とどう出会うのか!」が肝心です。
友達の幸せな恋愛を応援したい!のなら、元恋人を一緒にディスるよりもいっそのこと友達を合コンに誘ってみてはどうですか?
「週末は空けといたよね?好きなタイプが分からなかったから、とりあえずもろもろ揃えといたよ♡」
新たな恋だけを見ていけば、きっと幸せな恋愛を掴めるはずです!
失恋で辛そうな友達に、次こそは長く幸せな恋愛をしてほしい!と思うけれど…
何てアドバイスしたら良いか分からないなら<長続きする恋愛の条件>を読んで、長続きするための秘訣を予習(?)しておくことをオススメします。
恋愛の科学のアプリにある<長続きする恋愛の条件>はおよそ137編の論文を基に作られたガイドブックです。
全ての論文の結果を分析して、恋愛に一番重要な10の要素を分かりやすく説明してあるのです!
何よりもこのガイドブックは、無料で見れちゃうんです!
長続きの条件を把握して、悩んでいる友達にアドバイスしてあげてください(^o^)
そして、あなた自身も幸せな恋愛を手に入れてください♡
大人の非常階段
今付き合っている人が「悪夢」なら、今すぐに別れることをオススメします。