我慢 我慢 我慢
久しぶりに彼氏とデートをしているKさん。
しかし、あまり気分がよくありません。
何故かというと…
その日、残業で遅くなった彼を2時間も待ち続け、結局会社まで迎えに行き、
見たい映画があったけれど、疲れている彼に気を遣って観たいと言えず、
パスタを食べたかったけれど、和食が好きな彼氏のために諦めたからです。
しかしKさんはデート中、終始彼を気遣い自分がしたい事を我慢していたのにも関わらず、彼は感謝するどころか気遣いに気付いていないようでした。
何事もなかったかのようにその日は帰りましたが、そのことを思い出すと段々と腹が立ってきたKさん…
彼のことを考えて色々我慢したのに「いっそのこと気なんて遣わなきゃよかった!」と後悔していました。
もしかして皆さんもKさんのような経験をした事はありますか?
経験した事がある!という方は、この記事を最後までじっくり読んで下さいね!
心の中に隠しておいた思い
アムステルダム大学の研究チームは130組のカップルを集め恋人同士の犠牲について調べました。
まず参加者の性格を分析した後、8日間決められた質問に答えてもらいました。
「あなたは今日恋人のために何かを犠牲にしましたか?」
「それについて後悔していますか?」
調査結果を分析してみた結果、Kさんのように恋人のために何かを犠牲にした事を後悔している人達には1つの共通点があったのです。
それは…
「自尊心が低い人」だったということ!
実はつらい…
どうして自尊心が低い人は、恋人のために自分が犠牲になったのを後悔することが多いのでしょうか?
その理由を知るためには恋人間での犠牲の本質について考えてみる必要があります。
実は恋人同士では、相手のために自分が犠牲になって何かを我慢する事は当然であり、絶対に必要な事でもあります。
愛する人のためなら、自ら進んで犠牲になることができるでしょう。
しかし、ここには重要なポイントがあります。
相手が自分のために何かを犠牲にしているという事に気付き、感謝しなくてはならないという事です!
もし、自分が恋人のために何かを我慢にしているのに、相手がそれを当然だと思っていたり、まったく感謝してくれなかったら、どんなに好きな恋人でも自分が犠牲になった事を後悔してしまいます。
そして問題なのは…
自尊心が低い人は「恋人が自分をどれくらい好きか」や「恋人が自分との関係に満足しているかどうか」を、実際に恋人が考えているよりも低く感じ取ってしまう傾向があります。
(Murray et al., 2000)
そのため恋人に感謝しているという事を分かりやすく表現しないと、
自尊心が低い恋人は、感謝されていることに気付けません。
自分を犠牲にしても相手が感謝してくれないと思っているので、当然後悔を繰り返すことになりますよね!
二人のためのアドバイス
Dear. 自尊心が低いあなたへ
あなたが恋人のために自分が犠牲になって何かを我慢しても、それに対して感謝してくれない恋人のせいでとても傷付いているでしょう。
しかし!恋人はあなたに感謝していないわけではありません。あなたの低い自尊心がそれを感じ取れなくしているだけなのです。
信じられませんか?
では、恋人に気を遣って何かを我慢した日には、わざと「今日は私が我慢するよ!ありがたいと思ってよね〜」等と自分が我慢した事、感謝されるべきことだとアピールしてみて下さい。
心のモヤモヤを我慢せずに堂々と表現すれば、
恋人もあなたが自分のためにいつも何かを我慢したり気を遣ってくれているということに気付き、今よりも分かり易く感謝の気持ちを示してくれるはずです。
(参照:相手のために自分を犠牲にする恋愛は長続きしない)
Dear. 自尊心が低い恋人をもつあなたへ
何かを諦め自分を犠牲にするという事は本当に難しい事です。
自尊心が低いあなたの恋人は「こんなに我慢をしているのに気付いてもらえなかったら…」という不安を抱えながら、勇気を出してしているのです。
もちろんあなたが恋人に感謝していることは分かっています。
しかし自尊心が低い恋人にはその感謝の気持ちをもっと分かりやすく伝えてあげる必要があります。
すこしオーバーくらいに表現しないと、自尊心が低い恋人にあなたの気持ちは伝わりません。
感謝の気持ちを分かり易く表現することはそんなに難しくありませんよね?
あなたのそのちょっとした心遣いで恋人は安心するのですから。
あ!あともう一つアドバイスがあります。
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