バービー人形 vs ロボット

子供の頃一番お気に入りだったオモチャを覚えていますか?

女の子なら何故かピンクの服を着た人形を、男の子なら青いロボットで遊んだ記憶が1回くらいはあるでしょう。

うーん、そうだったかな…?

今日は男女別で色とオモチャについての嗜好がどのように形成されているのか調べてみます!

 

君は僕のタイプ

イギリスのケンブリッジ大学のウォン教授は満4歳以下の子供たち126名を観察する実験を行いました。

ウォン教授は子供たちを年齢によって3つのグループに分けました。
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まず、ウォン教授は子供たちが普段どのようなオモチャで遊んでいるのか調べました。(ex- ボール、人形、ロボット…)
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次にウォン教授は子供たちに好きな色を聞きました。

教授は子供たちに色が少しずつ異なるピンクのカード3枚と色が少しずつ異なる青のカード3枚を1組ずつ見せながら好きな色を指差させました。
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果たして結果はどうだったのでしょうか?

 

#1.おもちゃの場合

まず、子供たちがどのようなオモチャで遊んでいたのか見てみましょう。

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とても幼い時からすでに男の子と女の子ではっきりと違うオモチャを好んでいました。

これについてウォン教授の説明を聞いてみましょうか?
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「子供たちがどのようなオモチャを好むのかは先天的な影響を多く受けているという説が有力です。」

「お母さんのお腹の中にいる時、男性ホルモンにどれだけさらされたのかによって、自動車やボール、ロボットなどの動くオモチャをより好んで遊ぶようになるのです。」 (Hines, 2011)

(参考-男性ホルモンの影響を多く受けたか調べる簡単な方法 :指の長さで分かる性格診断)

「なので、どのようなオモチャで遊んだのかは、幼い赤ちゃんの時から明確に違いが出るものだと言います。」

 

#2. 色の場合

では、好きな色の場合はどうだったでしょうか?

ウォン教授は不思議な事を発見しました。

20ヶ月の幼い子供たちはピンクと青を均等に選びました。

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しかし、満3歳頃、突然女の子はピンクを、男の子は青を好んで選び始めました。

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ふーん、この時期に何が起きるのでしょうか?

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「満3歳前後に、性別区分についての認識が生まれるといいます。」

「この時期の子供たちは生物学的な性別区分ができるようになるだけではなく、社会的に人々が男女をどのように区分するのかを学習し、自身の性のアイデンティティーによって行動しようとするのです。」

なるほど。ところで、これは色の選択とどのような関連があるのですか?

「販売されているベビー用品やオモチャを考えてみてください。女の子用はピンク、男の子用は青で作られているでしょう?」

「子供たちは自分がよく触れる物を使いながら、自分の性別に適切な色としてピンクや青を選ばなければいけないと認識するようになるのです。」

「先天的な影響が大きいオモチャの選択に比べると色の選択は後天的な影響が大きいと言えるでしょう。」

 

女性的?男性的?

人は生まれた時から男女には多くの違いがあると考えます。

しかし私たちが男女の先天的な特性だと考えていた事は、実は社会的影響を多く受けていることもあります。

なので、単純に「女性は元々こうだ!」「男性は元々こうでなければいけない!」という視線で見るよりは、

男女間の違いは環境的な要因も無視することはできず、元々はお互い似ている人間であるということを理解することも重要です。

男女の特定な気質についての心理学者の実験は多方面で行われています。

恋愛の科学を継続して読んでいただければ、男性と女性の共通点と違いをもう少し正確に知ることができるでしょう!

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