愛のタイプ

以前の記事でもお話しましたが、イエール大学のスタンバーグ教授は愛を3つの要素で説明しました。
(参照：長く付き合いたいなら知っておくべき？恋愛に必要不可欠な3つの要素とは)

恋人との親密感、
恋人に対する情熱、
関係を維持しようとするコミットメント、
この3つの要素で愛が成り立っているのです。

スタンバーグ教授は、それぞれの要素がどれほどの割合を占めているのかによって愛のタイプを8つに分類しました。

今回はそれぞれの愛のタイプについて、より詳しく調べていこうと思います。

皆さんは自分がどのタイプに当てはまるのか考えてみてくださいね。

 

#1.好愛タイプ
−お互いに好意を抱いている愛

(親密感が高く、情熱とコミットメントが低い)

高い親密感が形成されているこのタイプは、大変な時にいつでも頼れる人や悩み事があれば打ち明けることが出来る人があなたの側にいるということです。

しかし高い親密感に対して情熱とコミットメントが低いです。
このような関係は家族や親しい友達と比べても大して違いがないでしょう…

親しい友人関係から恋人に発展したカップルや、交際期間の長いカップルによく見られるタイプです。

 

#2.心酔愛タイプ
−一目惚れのように純粋で情熱的な愛

(情熱が高く、親密感とコミットメントが低い。)

「一目惚れ」と聞けば何となくどんな愛なのか分かりますよね？

このタイプの人は相手を見つめるだけでも幸せで、一緒にいるとどんどん好きになります。
その熱い情熱のおかげで他の異性は近づく事なんて出来ません…！

しかし、花火のように一瞬で燃え上がった愛は、一瞬で散ってしまうかもしれません。
なぜなら親密感とコミットメントが低いからです。

付き合った当初は恋人の全てがよく見えますが、時が経つとともに別の姿も見えてきて、気持ちが一気に冷めてしまう事もあるのが弱点です。

 

#3.情愛タイプ
−ロマンチックな愛

(親密感と情熱が高く、コミットメントが低い)

恋人ととーってもラブラブな関係ですって？
それなら情愛タイプである可能性が高いです。

ロマンチックな愛は親密感と情熱が高いです。お互いへの関心も高く、愛情表現もよくするでしょう。

しかしコミットメントが低く交際期間の長いカップルにのみ現れる安定感は少し欠けているようです。
お互いがこれから先も一緒にいると確信出来るようになるにはもう少し時間が必要でしょう。

 

#4.虚愛タイプ
−付き合いだけが長い愛

(コミットメントが高く、親密感と情熱が低い)

付き合って間もないカップルよりは長く付き合っているカップルや夫婦たちに多いタイプです。

あまりにもお互いをよく分かっているためか、親密感と情熱が低いです。
それにも関わらず別れようという考えにはあまり至りません。

どのような関係か想像しづらい人は「倦怠期」を思い浮かべるといいでしょう。
自分だけ気持ちが冷めたようで相手に申し訳ない気もするし、ドキドキもしない…だからといって別れる事も出来ません。

 

#5.愚愛タイプ
−運命的な愛

(情熱とコミットメントが高く、親密感が低い)

付き合って1週間で結婚した！というハリウッドカップルのニュースをテレビで見たことありますよね？

まさに彼らこそ愚愛タイプの代表的な例なのです。

単なる一目惚れを通り越してお互いに「運命」だと思うあまり、結婚まで一直線になるのです。

しかし出会って間もないため親密感が高くないのが特徴です。

 

#6.友愛タイプ
−親しい友達のような愛

(親密感とコミットメントが高く、情熱が低い)

目を見るだけで、手が触れるだけで燃え上がるようなラブラブ期を過ぎたカップルのほとんどがこのタイプに属します。

このカップルにはトキメキよりも
「安らぎ」と「慣れ」という言葉がより当てはまるでしょう。

以前のようにドキドキしたり、気持ちが燃え上がったりはしないけれどお互い信頼し合っているため、羨ましがられるカップルでしょう。

 

#7.完全愛タイプ
−理想的な愛

(全ての要素が高い)

親密感、情熱、コミットメント、これら3つの要素が全て高いタイプです。
皆が羨むカップルと言えるでしょう。

こんなに完璧な愛の形があるだなんて！
うむ…これ以上言うこと無いですね…！

 

#8.非愛タイプ
−愛のない関係

(すべての要素が低い)

一方、親密感、情熱、コミットメントの全てが低いカップルもいます。

ほとんどの人間関係が非愛タイプに属しますが、もし恋人との関係でこのタイプなら本当に大問題です…。

他の人と比べた時、恋人を特別に感じられないという意味ですから…！

 

あなたのタイプは？

8つの愛のタイプのうちあなたは恋人とどんな愛で恋愛をしていますか？

熱く燃えるような愛？
落ち着いて安らげる愛？
それとも言葉では説明しがたい何か…？

どのタイプであっても、すべて愛です。

相手への愛が冷めた…と別れを考える前に、これだけは覚えておいて下さい。

人が変わるように、愛も変わるという事を…！

もちろんあなたの愛のタイプが何なのかを知っておくことは重要です。
自分たちの愛のタイプを知れば、全要素が揃っている完全愛タイプに近づく事が出来るでしょう！

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