真っ赤な顔、震える手

いくら異性を紹介してもらってデートをしても、毎回失敗で終わる人っていませんか?

誰とは言いませんが…僕の周りにもそういう人がいます。
決して智樹の事じゃないよ

その友達は顔もまあまあイケメンで、面白くて、仕事も真面目にこなしていて、男だけじゃなく女友達からも人気な僕の自慢の友達です。
(だから懲りずに何度も紹介しているんだけど…)

でも、そんな友達が毎回期待外れの結果で終わってしまうのには、ある理由があったのです

実は彼…知らない人の前だとものすごく緊張してしまう、とんでもない人見知り…!!!

知らない人の前だと緊張しすぎて上手く話すどころか、目も合わせられないそうです(^_^;)

そこで今日は、緊張しすぎてせっかくの出会いのチャンスを無駄にしてしまわないように、科学的に認められた究極のアドバイスをご紹介したいと思います!

 

人見知り

皆さんは初めて会う異性の前ではどうなりますか?

緊張で口は乾いて、冷や汗が止まらず、ひどい時は過呼吸になるような息苦しさを感じますか?

実は、このような症状は私たちの体がストレスを受けているサインなのです。

単なる「緊張」ではなく、パニックに近いサイン…(;・∀・)

つまり、このような体の異変がある場合は軽い緊張のレベルを超え、強烈にストレスを感じているという事です。

そして、これほどの強いストレスを感じてしまうと「何で自分はこんな風になっちゃうんだ…!」と、自分にイライラしてしまうと言います。

でも一体なぜ、緊張を通り越して過度なストレスを感じてしまう人がいるのでしょうか。

 

もう少しこっちへ

その理由は、「オキシトシン」というホルモンにあります!

実は、人見知りが激しく過度なストレスを感じてしまう人は、先天的もしくは後天的にオキシトシンの分泌が少ないのです。

しかし、このオキシトシンには緊張してしまいがちな相手とのコミュニケーション能力を上げてくれるという驚くべき効能があるそうです。

つまり、オキシトシンがたくさん分泌されれば初めて会った異性や気になる人ともの前でも自然に会話ができるようなるという事!

その効能を証明したある研究結果があるので、今から一緒にみていきましょう!

 

STOP

イスラエルのハイファ大学のダニエラ・コヘン教授はオキシトシンが見知らぬ人との交流にどんな影響を及ぼすのかを調べるためにCID TESTという謎(?)の実験を行いました。

まず実験参加者には固定された椅子に座ってもらいます。
その椅子の前には長いレールがあり、レールの先には大きなスクリーン画面が付いていました。

そのスクリーン画面には見知らぬ人の顔が映し出されていて、実験が始まるとそのスクリーン画面が実験参加者に向かって少しずつ近づいてきます。 


なんだか想像しただけでもゾッとしますよね?(^_^;)

もちろん実験参加者たちはスクリーンの人が目の前のギリギリのところまで来るのを我慢しなければならない訳ではありません。

「これ以上は近づかないで!」と思った時にいつでも「STOPボタン」を押して、スクリーンの接近を阻止する事ができたのです。

この実験では実験参加者がSTOPボタンを押すまでの時間を計って、早く押すほど(スクリーンと距離が遠いほど)「社交性が低い」と判断しました。

なんとスタートと同時にSTOPボタンを押した人もいたとか…(;・∀・)

 

魔法にかけられて

ところが、実験はこれで終わりではありませんでした!

研究チームが実験参加者たちの鼻に「オキシトシン」のスプレーをかけて同じ実験を行ったのです。

すると、驚くことに研究結果が明らかに変わったそうです!

今まで50cm以上遠いところでSTOPボタンを押してた人が、オキシトシンのスプレーをかけた後は35cm、30cmと先程よりも近い距離でSTOPボタンを押したのです。


つまり、オキシトシンが見知らぬ人と近づくことへの嫌悪感を和らげたという事!
(プラシーボ効果を防ぐために、実験参加者の半数にはただの水をスプレーしました。もちろんその人たちには変化ナシ!)

研究チームはその原因を今でも研究中ですが、恐らくオキシトシンが持っている「ストレス緩和」効果ではないかと推測しています。

では、質問です!オキシトシンスプレーはどこで購入出来ると思いますか?

 

ドラえもんにお願い

残念ながら、どこにも売ってません!!!

今すぐにでも欲しいアイテムですが、実はまだ販売を許可された安全なオキシトシンスプレーはこの世にないのです。

しかも間違った使い方をしてしまうと不安障害や頭痛、消化不良などの副作用の恐れもあるそうです…。

では、人見知りはどうしようもないと諦めるのかって?
いえ、そう簡単には諦めません!

ダニエル博士が全力でオススメしている代案をご用意しました!

オキシトシンを手に入れられないのなら、同じ効果が期待できることをすればいいだけ!

即ち「ストレスを減らす!」です。

あっちょっと!代替案にがっかりするのはまだ早いですよ!最後までよく聞いてください!

緊張する相手と会う時に、自分の体や心が感じるストレスを一番簡単に和らげる方法は、まず自分自身がリラックスできる場所を選ぶことです。
(もちろん家以外で)

人は自分が一番「リラックス」できる場所にいると、ストレス数値が低くなると言います。
まさに、その場が「心の安全基地」の役割をするのです。
(Cohen et al., 2017)

もし次に誰かと会う機会があるのなら、普段からよく行っているカフェや行きつけのレストランの中でもちょっとオシャレな場所を選んでみてはどうですか?

オキシトシンが足りなくても、リラックスできる場所にいれば以前より緊張せずに自分の魅力を見せることができるはずですから!


けろっぴーの勧誘の一言

智樹...いくらリラックスできるからって最初のデートで新橋のガード下はやめよ…