正直に話す
前回の記事で、復縁後に長続きするためには3つの秘策があるとお伝えしましたよね?
(参照:別れている期間が大事!復縁後に長続きするための3つの秘策)
今日は、最後の3つ目の秘策について詳しくお伝えしようと思います。
その秘訣とは…「カタルシス会話術」(Cathartic talk)!!
別れた後、この会話術を使って話していたカップルは、早い段階で2人の関係が修復され、復縁後にはより仲が良くなったと言います。
ところで…この「カタルシス」という言葉を初めて聞く方も多いのではないでしょうか?
カタルシスとは、
「心の中に溜まっていた感情のわだかまりを、言葉や行動で表現することによって解消する事」を意味します。
カタルシス会話術の目的は、相手がどう思うのかを気にしたり心配する事なく、
長い間、自分の中に溜まっていた感情を全て打ち明けスッキリ吐き出す事です。
このカタルシス会話術をもっと分かりやすく説明するために、実際にこの会話術を使ったというカップルの話を聞いてみましょう!
「別れてしばらく経ったし、なんとなく一杯飲もうよって誘ってみました。
でも、時間が経ってるとはいえやっぱりまだ気まずくて…ただひたすらお酒だけを飲んでいました。」
「特に何も話すことなくお店を出たら…夜空がいつもよりすごく綺麗だったんです。」
「それで近くの公園に行って横並びで座って星を眺めることにしました。
そしたら何故かすごく気持ちが落ち着いて…お互いに今まで言えなかった事を話し始めたんです。」
「いろいろ話してみると、今までお互いに誤解していた事に初めて気づいたりして…いつのまにか2人して泣きながら話してました。
ずっと言えずに溜まってた気持ちが爆発して、感情をコントロール出来ずに大声で怒鳴ってしまったりも…」
「でも、喧嘩になった訳じゃないんです。
今まで言えなかった事を正直に話していたら、自然と感情が込み上げてきたんだと思います。」
新しいスタートのために「リセット」
人は、感情を上手く表現する事ができず、その感情を心に溜め込んでしまうと言います。
しかも、必ず伝えなければいけない、解消しないといけない感情ですらなかなか素直に言えません。
そして、その溜まってしまった感情は、徐々に不満に変わりトラブルや喧嘩に発展してしまいます。
もちろん、恋人関係であれば付き合っている時にもある程度は言いたい事をきちんと伝えていたはずです。
または、正直に話そうと努力をしていたでしょう。
それでも付き合っていた時は「これを言って関係が悪くならないかな?」と心配してお互い言ってはいけないボーダーラインがあったはずです。
自分が正直に言う事によって「相手に嫌われたらどうしよう…」と心配するのは当然の事ですから。
しかし、このカタルシス会話術では相手に遠慮することなく、もっと自分に正直になって感情を剥き出して言いたい事を言わなければなりません。
こんな話をしてみてください
ここまでの内容を見ていたら「何を話さなければいけないのか」なんとなく分かってきたのでは…?と思います。
まずは、付き合っていた時には正直に言えなかった不満を思い出してみてください。
その不満を感情を抑える事なく、思い切って話せばいいのです。
もっと具体的な例があると分かりやすいですって?
では、ケラス博士の研究論文といくつかの論文を参考にしてまとめた3つの具体例を一緒に確認してみましょう!
1/タブー(taboo)
「恋人が傷つくかも」
「自分のプライドが傷つくから」
と思って、今まで言えなかった禁断の話はありませんか?
何気なく放った一言が原因で大きな喧嘩に発展した事があるのなら、それ以降は意識的に言わないよう気を付けていたり…
言わないことで良い関係を保とうとしていたタブーな話題が一つくらいはあるはずです。
例えば…
- 恋人の性格で気になる所
- 恋人の金銭感覚
- 仕事と恋愛のバランス
- 自分のことを本当に好きなのかどうか
についてなど、これを言ったら相手との関係が悪くなってしまいそうと避けてきた話題を思い切って話してみてください。
2/トラウマ(trauma)
付き合っている時に相手の何気ない言葉や行動で傷ついた事ありませんか?
相手は何気なく言った言葉でも、感じ方は人それぞれ違います。
すでに謝ってもらい、許していてもその傷はなかなか忘れられない事が多いです。
それに、その事についてまた話を切り出すと、相手から「面倒なやつ」だと思われないか…また喧嘩になってしまわないか…と心配して言えなかったりしますよね。
でも、今でも心の中ではモヤモヤが残ってて、この気持ちをなんとかしたい!と思っていませんか?
だからこそ、過去のトラウマについても正直に話してみましょう。
- 急に冷めるような言葉/行動
- 思い出すだけでまた悲しくなる言葉/行動
- もう1度謝ってほしい相手の言葉/行動
があるのなら、心の中にしまっておかずに全て吐き出すべきです。
3/「関係」について(meta relationship)
付き合っていた時に
「僕たちは上手くいってるのかな?」
「私たちはお互いどれだけ相手を大切にできているのかな?」
「このまま付き合ってても幸せになれるのかな?」
などといった「自分たちの関係」についての話は、なかなか真剣に話したりしないものです。
変に真剣になりすぎると重いと思われてしまいますから。
それでも、目に見えない関係についてたまにはきちんと話し合うことも大事です。
なので、こんな話もしてみてください。
- 自分たちはなぜ別れたのか
- この時の恋愛が自分の人生に及ぼした影響
- 別れた後のお互いの生活の変化
再スタートを切る人たちのために
カタルシスとは、ギリシア語で「浄化」という意味です。
このカタルシス会話術は、正直に言えてなかった感情を綺麗さっぱり浄化する過程なので、二人が再出発するのを手助けする方法と言えるでしょう。
もし、読者さんの中で恋人と別れてもなかなか忘れられないという方がいるのなら、
今回2編に渡ってお伝えしてきたことを通じて復縁に成功し、より幸せな恋愛ができる事を祈っています。
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時のなりゆきの一言
もし復縁しないとしても、この会話術で心のわだかまりをさっぱり洗い流しましょう。