先週から続いてる妙に
すれ違ってる
鈍感な俺にだってわかるさ
オープンテラスのテーブル
食事中の会話もはずんでない

こんがらがった知恵の輪
誰のせいでもありゃしない
このまま錆びついていっちゃうのかなあ

- Mr.Children 「heavenly kiss」より

 

恋愛の賞味期限

相手のことを考えただけでもドキドキするような情熱的な感情は、悲しいですがだいたい1年~3年で薄れてくると言います。

初めはとってもラブラブだったカップルが、しばらくして倦怠期に入ってしまうなんてことはよくありますよね(^_^;)

しかし、結婚してずっと一緒にいるのに未だパートナーを見るだけでドキドキするという人たちもいます。

街中で仲良く手をつないで歩くおじいちゃんおばあちゃんの姿をたまに見かけたりもしますよね。

あんな風にいつまでもラブラブでいられたらいいのですが…

本当に恋愛感情が10年20年も続くことってあるのでしょうか?

それとも、本当は気持ちが冷めているのに自分自身に言い聞かせてたり、勘違いしているだけなのでしょうか?

これから紹介する研究によると、
恋愛感情が20年以上続くことは十分にあり得ると言います。

一体どういうことなのか、詳しくみていきましょう!

 

脳は嘘つかない

その研究とは、アメリカのストーニーブルック大学の心理学科のビアンカ・アセベド博士とアーサー・アロン博士主導のもと行われたものです。

この研究はなんと…!
恋愛感情がどれだけ長く続くのかを調査した史上初の脳機能映像研究!

まず、研究チームは「長年連れ添った配偶者を出会った当時と変わらずに愛している」という、夫婦歴平均21年の39~67歳の男女17名を集めました。

そして参加者たちに配偶者の写真を見せて、その時の脳の動きをfMRI(機能的磁気共鳴画像)機器を使って撮影しました。

また、付き合い始めたばかりでラブラブなカップルたちの脳も同じように撮影し、2つのグループの脳活性画像を比較したのです。

アーロン博士は結果について以下のよう言っています。

「どちらの参加者も、パートナーの写真を見せた時の脳の動きがとてもよく似ていました。」

「特に中脳の神経核の一つである腹側被蓋野が、パートナーではない写真を見せた時よりも大きく反応していたのです。」

「この部位はドーパミンを使うニューロンで構成されたシステムなんですが、簡単に言うとパートナーを見た時に幸福感で満たされるような反応を示していたのです。」

「つまり、相手が愛おしくてたまらなく、触れたい気持ちでいっぱいの状態だといえるでしょう。」

なんと…参加者は20年経った今でも、付き合って間もないカップルと同じように、パートナーにトキメキを感じていことが証明されたのです!

さらに、今回の実験を通して、付き合いたてのカップルにはない特別な点がもう一つあることが分かったのです。

それは…「安心感」です!

「配偶者に対する恋愛感情が今も続いている」参加者の脳の動きをみると、ドーパミンの分泌だけでなく不安な気持ちを調整してくれるセロトニンの分泌まで活性化していたのです。

つまり「二人の愛がいつか冷めちゃうんじゃないかって心配…」といった不安な気持ちになることがないのです!

相手へのトキメキはそのままで、安心感まであるなんて…まさに理想的な関係ですよね( *´艸`)

 

ドキドキの秘訣は?

では、どうしたら10年、20年も恋愛感情を維持することができるのでしょうか?

何か秘訣がありそうですよね?

いろいろな文献を調べてみたところ、大きく分けて2つの秘訣を導き出すことができました。

まず1つ目…

相手の性的嗜好に関心を持つ!

研究によると、パートナーの性的欲求を満たしてあげたいという思いが強いカップルは、長く付き合っても相手を変わらず異性として意識し、体を求める回数も多い傾向にあります。
(Muise, Amy, et al., 2013)

付き合いが長くなると相手の全てを知っていると思いがちですが、あなたは相手の細かい性的嗜好まで知り尽くせていますか?うちに秘めているセックスファンタジーを知っていますか?

たまにはいつもと違った刺激的な要素を取り入れるためにも、お互いのセックスファンタジーについて話し合う機会を設けてみて下さい!
(参照:恋人がヤッてみたいプレイを知るとっておきの方法)

もし毎回同じパターンのセックスを繰り返していたのなら、マンネリ解消にもつながりますよ(^^)

2つ目、

「自己拡張」は恋愛の必須要素!

自己拡張とは、新しい経験や知識、または関係を通して自分が成長していると感じられる事を指します。

そして、一部の学者によると
「情熱的なロマンティックな愛とは、相手の世界を受け入れることで急速に自分の世界が広がっていく経験」だと言われています。
(Aron et al., 1996)

しかし、一緒にいる時間が長くなると自己拡張できる機会は減っていきます。

ですので、新しいことに2人で一緒にチャレンジしたり、お互いの世界を広げていく努力をすれば、それだけ新鮮な関係を維持できるという事です。
(参照:10年経ってもラブラブ!夫婦生活に絶対必要な3つの要素とは?)

このような新しい経験は、ドーパミンの分泌を活性化させてくるそうです!

だから!もしも倦怠期に突入してしまっても、恋愛感情はどうせなくなっていくものだし…なんて諦めないでください。

研究でも紹介したように、20年以上パートナーにトキメイている人たちが沢山いるんですから!

 

P.S.

しかし!相手にドキドキする感情だけでは長続きは出来ません。

その他にも長続きするのに必要な条件はたくさんあるのですが…どんなものがあるかご存知ですか?

もし知らないというなら…恋愛の科学が作った長続きする恋愛の条件ガイドブックを見て確認してみてください!

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ほっとけない仏様の一言

おじいちゃんおばあちゃんになっても手を繋いで歩く夫婦になりたいですね。