何でいつもそうなの…?
「うわぁ、最悪。」
あらあら、昨日携帯を充電せず寝てしまったA君。急いで出かけたので気づきませんでしたが、携帯の充電がすでに切れていました。
A君にとって携帯を使えないのは別に大丈夫ですが、心配なのはA君の彼女…
彼女はA君と連絡が繋がらないととても不安がるので…困ってしまいました。
8時間後、家に帰ってきたA君。
慌てて充電をして携帯の電源を入れると、彼女から電話が掛かってきました。
(恐怖の電話)
「あっごめん充電が…」
「どういうつもり?私と別れたいの?!」
...どうしてこうなってしまったのでしょうか?
8時間の間、彼女に起きた事を彼氏は知るすべもありません。
恋人の短所
オランダのアムステルダム大学の心理学研究チームは、恋人に対して否定的な感情が生じる過程を調べるために、交際中の学生125名を集めました。
まず実験参加者たちには、アンケートを通して自分がどんな人なのかについて応えてもらいました。
[質問]
試合に負けた時、
回答1.負けた事が1日中頭から離れない。
回答2.負けた事をすぐに忘れる。
そして、研究チームは参加者たちに30分間自分の恋人の短所を思い浮かべるよう指示し、
その後、現在の恋人に対する好感がどのくらいなのか尋ねました。
果たしてどのような結果になったんでしょうか?
考えれば考えるほど…
否定的な考えをするように指示したので、みんな普段より恋人に対する感情が否定的になったのですが、個別に見るととても重要な違いが現れました。
否定的な事を繰り返し考えている人は、そうでない人に比べて恋人への好感が7点も下がったのです!
そうなんです。
恋人に対する寂しさや不満の数よりももっと問題なのは、その事が頭から離れない事なのです。
心理学ではこのようによくない考えを繰り返し思い浮かべる事を
「反すう(rumination)」と言います。
心理学者達はこのような習慣が対人関係を結んでいくのに致命的な問題になると指摘しました。
反すうの恐ろしさ
恋人の短所が気になったり恋人と喧嘩した時、その短所や状況をしきりに考えるとイライラして憂鬱状態に陥ってしまいます。
そうなると、自分の感情さえもコントロールすることが難しくなります。
ちょっとイラッとするような小さな事でも怒ってしまい、相手を憎らしく感じてしまうでしょう。
もっと恐ろしい事は、反すうは過去の良くない記憶までも思い出させるのです。
A君の彼女であるBちゃんの状況も同様です。
連絡が取れなくなって2時間。
不機嫌だったBちゃんはふと何かを思い出しました。
実は前にも彼氏が友達と遊ぶといって突然連絡が取れなくなったことがあるのです。
連絡が取れなくなってから4時間後、
「あの時も私が寂しい気持ちになって嫌がったのを知っているのに…きちんと怒っておくんだった。」と怒りが沸々と湧いてきて…
8時間後
「バカにしてるの?!また同じ事して…!私なんかどうでもいいわけ?!本当にムカつく!」と怒りが爆発してしまいました。
恐らく今までの小さな傷や不満が積もって、爆発してしまうのは時間の問題だったでしょう。
放って置かないで
Bちゃんのように、本当はそこまで怒らなくてもいいようなことでも、深刻な問題だと思い込んでしまう...。
自分の思い込みで、寂しさが増し、辛くなり、爆発してしまう...。
このようになってしまうのは恋人のせいというよりは、自分の気持ちがそうさせてしまうからなのです。
だから良くない考えをして嫌な感情を抱いて無気力になっている自分を放って置かないで下さい。
代わりに恋人の肯定的な部分に注目してみるのもいいでしょう。
寂しさと怒りのせいで隠れてしまっているだけで、あなたが好きになった人の良い所はそのまま残っているでしょうから。
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