過去の出来事
恋人と長く付き合っていると、恋人を怒らせてしまう事が多々ありますよね?
謝ってすぐ許してくれる事もありますが…
中には1年、2年以上経っても恋人がその出来事を思い出す度にグチグチ言ってくる事も…(-_-;)
そんな時、多くの人はこう言い返すでしょう。
「もう何年も前の事じゃん!」と。
しかし、なぜ恋人は何年も前の出来事を未だに忘れられないのでしょうか?
恋人の記憶力が良すぎて…?
それとも、恋人の心が狭いからでしょうか…?
許すのに必要な時間
実は、その理由はとても単純です。
それは「恋人がまだその出来事を許せてないから」なのです。
そこで今日は、ある実験をご紹介しながらその真相を確認していきたいと思います!
中央大学の心理学科ヒョン・ミョンホ教授は、人が誰かを許すのにどれだけ時間が必要なのか調べるために135名の実験参加者を集め、次のようなストーリーを聞かせました。
次に、ヒョン教授は参加者達を2つのグループに分け、この出来事がいつ起きたことなのかを伝えたのですが…
Aグループには「1カ月前、6カ月前、1年前」のように正確な数字で時期を伝え、
Bグループには「かなり前、ちょっと前、最近」のように抽象的に伝えたのです。
そして、参加者達にO君の事を許せるか聞いてみたところ…
参加者たちは一体何と答えたでしょうか?
時間はほぼ同じなのに…
不思議な事にもそれぞれ全く違う反応を見せたと言います。
正確な数字で期間を伝えたAグループは、出来事が1カ月前だろうと1年前だろうと「全く許せない」と答えたのですが、
抽象的に伝えたBグループは、Aグループより寛大な反応を見せ「昔の話なら許せる」と答えたのです。
でも、
「1年前」の出来事だと思うと許せないのに「かなり前」の出来事だと思ったら許せるというのはちょっと不思議ですよね…?
しかし、この二つには微妙な違いがあるのです!
時間が問題ではない
その出来事が1カ月前だろうと、1年前だろうと、
「その時からどれだけ時間が経ったのか」は許す許さないに何の関係もないと言います。
「許す」と言うのは、過ぎた時間ではなく相手がその出来事をどれだけ前の事のように「感じるか」によって決まるのです。
たとえ1カ月前の出来事であったとしても、恋人が「もう過ぎた昔の事」だと感じれば、もう二度とその話をする事はありません。
恋人が何年も前の出来事をいつまでも怒るのなら、それは根に持つ性格だからではなく、その出来事がまるで「昨日の事のように感じているから」なのです。
それはつまり、恋人の心の中にはまだ許せていないわだかまりがあると言う事です。
もう一度ちゃんと謝ってもらいたい…
二度と同じ事はしないって約束してほしい…
などと、心の中で現在進行系で残っているのです。
これだけは言ってはダメ
なので、恋人が昔の出来事を今でもネチネチ言ってきた時「もう2年も前の事じゃん」と時間を強調して言っても何も解決にならないことを覚えておいてください。
むしろ、もっと恋人を怒らせる事にもなりかねませんから。
それよりも、もう一度その出来事を思い返して考えてみてください。
「時間が解決してくれる」という考えは絶対にダメです。
恋人がまだ許せていない部分はどこなのか、恋人が望んでいる事は何なのか考え、しっかりと向き合い話し合う事が大切です。
何年も昔の話だとしても、その小さなわだかまりがいつまでも引っかかっているとそれが別れの引き金になることもありますから…
恋人ときちんと向き合って長く幸せな恋愛ができますように!
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