夫婦別室が仲良しの秘訣？寝室を別にするメリット！

夫婦別室

皆さんは結婚した友達が旦那さん、もしくは奥さんと別々の部屋で寝ていると言ったらどう思いますか？

その場では「そうなんだ～」と流すと思いますが、内心は…

夫婦関係に問題があるんじゃ？
2人の関係が冷めきってるのかな？と、思ったりしますよね。

だって仲の良い夫婦関係だったら、寝室を一緒に使うのが当たり前だというイメージがありますから。

しかしフランスで30年以上、夫婦関係を研究してきたジャンクロード・カウフマン社会学教授は全く違う主張をしています。

教授の主張は「場合によっては寝室を別々にした方が、むしろ愛を育む」というものでした。

これはカウフマン教授の「Un lit pour deux(英題：A bed for two)」と言う本で紹介された内容なのですが…

一体どういうことなのか、今から詳しく見ていきましょう！

別々で寝る理由

カウフマン教授は寝室を別々にする事について150組以上のカップルと夫婦にインタビューを行い、リアルな声を収集しました。

話を聞いてみると、カップルが寝室を分ける事にした理由はさまざまでしたが、大きく分けると次の2つが浮き彫りに…！

1つ目は…睡眠の質です。

寝室を分けるきっかけは、多くの場合どちらか一方に睡眠トラブルが生じた事でした。

仮に皆さんが眠りが浅く、ちょっとした物音で起きてしまう体質だったとします。

やっと寝れそう…という時に！ガサゴソと配偶者が布団に入ってきてぶつかってきたら…？

または自分より先に隣でガーガーと大きないびきをかいて寝ていたら…？

どんなに愛おしい人でも、睡眠を邪魔すると言う理由だけで一発殴りたくなるほど憎らしく思ってしまうでしょう(=_=)

自分は寝れないのに、相手だけがスヤスヤ寝てたら尚更…。

カナダのライアソン研究所での研究結果によると、一緒に寝る事自体が睡眠の質を下げると言います。

なぜなら脳をスキャンした結果、寝ている時に何度も起きてしまう原因が一緒に寝る相手の動きと音のせいだったことが分かったのです。

これは寝室を分ければ…一発で解決できる問題なのです！

距離感の問題

2つ目の理由として、人によって心理的距離感の基準が異なるという事が挙げられています。

カウフマン教授は、「人は本来、愛する人と一緒にいたいと思うと同時に、一人でいる気楽さも求めるという矛盾した欲求を持っている」と言います。

この2つの欲求の大きさが人によって違うから、カップル間で問題が生まれるのです。

いつも配偶者と一緒にいる事が当たり前だと思う人もいれば、息苦しい束縛だと思う人もいるという事です。

教授がインタビューを行った時に、

「時々どちらか一方が、わざと喧嘩を売るような事を言う時があることに気付いたんです。
きっとそれは心のどこかでリビングに逃げて、一人の時間を過ごしたいという気持ちがあったからなんだと思います。」

と答えている方がいたと言います。

配偶者が同じように考えていたり、話し合いが行われた結果、お互いの距離感を保つために別々の寝室を使うようになっていたのです。

まずは一度試してみて

インタビューに応じた人の多くが、寝室を別々にした方がより幸せだと答えていました。

そして、部屋が別々だからと言って愛情が冷めたと言う訳ではない事も強調していました。

ここで、実際に寝室を別々にしている方たちの声を紹介したいと思います！

「一言でいって本当に良いです！寝ているところを起こされる事もなくなったし、寝る前のおやすみのチューが以前より愛おしく感じるようになりました。」

「一緒に寝たい日は相手を自分のベットに誘いますが、その時のドキドキ感もたまりません。」

「別々で寝てるからこそ、朝起きて顔を合わせる時により幸せを感じます。」

「毎日寝る前に妻の部屋に行き『おやすみ』って言うんです。妻はロマンチックだって喜んでくれます。」

どうですか？
思ったより別々で寝るのも良い気がしてきますよね？