仲良くなれない

いきなりですが、質問です。
皆さんは会話している時、次のような状況に陥ることがありますか?

  • 話しながら一人で考え込んでしまって、会話の流れを見失うことがある
  • 顔が赤くなっていないか、手は震えてないか、ついつい気になってしまう
  • 相手の前で自然に振る舞えているかを絶えず気にしている
  • 自分の声が気になって何を喋っているのか分からなくなる

 

もしこの4つのうち一つでも当てはまり、よくやってしまう…という方は要注意!今回の記事を最後までしっかり読んで下さい!

実は4つの症状にはあなたが他人と仲良くなれなかった理由が隠れているからです。

 

自意識過剰な人?

先ほどお話した4つの症状の原因はたった一つ…!

「自身の行動や感情を意識しすぎている」せいです。

もちろん自分がどう見られているのか、相手が自分を魅力的だと思ってくれているのか気になるのは当たり前のことです。

ただ、問題はそれを気にしすぎると、目の前にいる人はそっちのけで自分だけを意識してしまうという事です。

つまり、2人でいるのに自分の顔を鏡でジーッと見つめているような状態になってしまうのです。

このような心理状態を心理学では自己注目と言い、
(self-focused attention)

周りの状況の変化や相手の反応に気付けないまま、全ての焦点を自分に合わせ、自身の行動や気持ちに集中することを指します。
(Clark, D. M., & Wells, A. 1995)

しかし問題は、些細な事まで気にしすぎて自分を追い込んでしまうという事です。

「今うまく話せているのか」「今の言い方はあまり良くなかったかも…」と、自分が発する言葉を「絶えずチェックしては責める」を繰り返していくうちに、相手の話より自分のミスばかり気になってしまうのです。

例えば、鏡で自分の顔をジーっと見つめているうちに、普段は気にならなかったホクロやシミがやたら目について「このホクロ変だな…」と急に嫌になってしまったり…

実はこれも自己注目による現象なのです。

 

どんどんネガティブの沼へ…

自己注目をしていると、自分に対してどんどんネガティブな評価をするようになり、相手の反応や周りの意見に耳を傾けることもできなくなります。

いくら周りが「大した事じゃない」と言っても、自ら作った負の沼から抜け出せなくなり、その結果自分自身を孤立させてしまいます。

このように、自己注目に深くハマってしまった人は不安障害うつ病になりやすく、人間関係にも支障をきたすようになってしまうのです。
(Spurr JM, Stopa L. 2002)

 

相手に集中して!

そこで今日は、自己注目予備軍の方々のためにお勧めの解決策を紹介したいと思います!

とっても簡単なその方法とは…ズバリ、会話の焦点を自分ではなく相手に合わせる練習をすることです。

中でも一番いい方法は「相手に質問する」こと!

つまり、相手がたくさん話せるように質問しては、その返答に集中するのです。

「会話をリードしなきゃ」とか「面白い事を話さなくちゃ」という考えは捨てて、適度な相槌を入れながら相手がゆっくり話せる状況を作ることを心がけましょう!

そしてもう一つ。

「他人は思ったより自分に興味が無い」ということを忘れないで下さい。

自分がネガティブに評価している部分も、他人からしたら全く問題じゃなかったり、思ったよりちっぽけな事の可能性が高いです。

相手も自分の言葉に集中しているので、あなたの小さなミス、声の震えなどを大して気にしていないことがほとんどですから(^_^;)

ですので、自分で自分を追い込むのはやめて、相手の話に耳を傾けてください。

質問をすればするほど好感度がアップするという実験結果もあるので、是非実践してみて下さい☺
(参照:デートでやりがちな失敗とは?)

良好な人間関係を築くには、会話を通して相手をよく知ることが必要不可欠ですから!

P.S.

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バター王子の一言

相手に全神経を集中させすぎるのにも注意(^_^;)