この記事は「相手の欠点を直してもらう方法 (前編)」から続く記事です。

「相手の嫌なところを直してもらう時に、どのような言葉を使った方が良いのかについて」の研究を先にお読みになってください。

 

今回は..

マクナルティ教授は、相手に行動を変えてもらいたい時に、絶対に口にしてはいけない言葉についても研究しました。

研究方法は以前と同様でした。207組の新婚夫婦を対象に、現在抱えている問題と関係満足度についてアンケート調査をした後、
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実験室でその問題について話し合ってもらいました。夫婦の会話は全てビデオで録画し、
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別の研究チームが、そのビデオを見ながら会話を一つ一つ分類し、その後6ヶ月ごとに二人の関係満足度と抱えている問題について追跡調査をしました。

さて、六ヶ月後、関係満足度が最も低くなった言葉はどのようなものだったでしょうか?

 

思った通り!

夫婦の関係満足度を一番落とした言葉は「間接的に否定する言葉」でした。
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どういう言葉なのかと言うと、例えば、このような言葉です。

  • 回避: 自分は問題から回避しながら相手を批判する言葉
    「私はそんなに飲まないのに」
    「私はそんなことしない」
  • 暗示: 他のことを言うフリをしながら、相手を非難する言葉
    飲酒は節度を持ってって聞いたことある?」
  • 仮定: 相手はこうだろうと勝手に判断し、その判断に基づいて非難する言葉
    しょっちゅうそんなことしてるってことは、私のことが好きじゃないってことだよね?」
    「お前の考えてる事なんて、お見通しなんだよ!」
  • 攻撃的な質問: 質問で相手抑圧しながら、窮地に追い込むこと
    「私がこの前やらないでって言わなかったっけ?」
    「私が何て言ったか覚えてないの?」
  • 皮肉: 皮肉を言いつつ相手を攻撃する言葉
    「あ、好きでそうしてるわけね?」
    「へえ、それはいい考えだね」

つまり、問題の本質や自分の考えを正確に伝えずに、間接的に相手を批判したり攻撃する言葉です。

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喧嘩の最中このような言葉を言った全ての夫婦に、6ヶ月後に関係満足度が落ちる傾向が見られました。実際の問題がどれほど改善されたかと尋ねると、ほぼすべての夫婦が問題は解決されていないと答えました。

「間接的に否定する言葉」がこのように悪影響を及ぼす理由は何でしょうか?

 

問題の本質

すぐに思い浮かぶのは、「相手を否定したり、そのような言葉を使ったから気分が悪くなり、問題が解決しなかったのではないか?」ということでしょう。

しかし、これは大きな理由にはなりません。なぜなら、前編に書いたように批判、命令、指摘のような言葉も十分気分を害する言葉ですが、むしろ相手変化をもたらしたからです。

より重要な問題は、間接的に否定する言葉は「喧嘩の本質」について直接指摘していないということでした。

結局、相手の行動に変化をもたらし、問題を解決するためには、何が問題の本質なのかについてお互いに理解しなければなりません。
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上に例としてあげた「間接的に否定する言葉」をもう一度読んでみてください。

二人が抱えている問題が何なのか正確に指摘している言葉は一つもありません。

ただ問題を曖昧に扱っているだけです。

このような会話では、相手のどのような行動をどう変えてほしいのかがわかりにくく、相手もどう反応すれは良いかすら分からなくなってしまいます

 

問題を解決する方法

相手の良くない行動を変える方法について編の記事を書きながら感じたのは、これが本当に難しい問題だということです。

元々誰かに何かを求め、相手が嫌がるに決まっていることを言うのは簡単ではありません。

喧嘩すると、この記事の例のように「間接的に否定する言葉」が飛び出すこともあるでしょうストレートに言うより間接的に言う方が楽ですから。

直接的に相手を否定する言葉を口にするのは、いくら相手が悪かったとしても勇気が必要です。
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しかし、どうしようもありません。恋愛というのは元々難しいのです。でも難しいからこそ、幸せな恋愛からられるものは格別なのです。

だからこそ愛する人と勇気を出して率直に話し合い、お互い歩み寄ろうと努力できるのではないでしょうか?

どうか、問題を抱えている多くの方この記事が役立ちますように

「相手の欠点を直してもらう方法」前編をもう一度読みに行く

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