私はすごくユーモアなの!
アメリカのオンタリオ大学心理学科のウィルバー教授は、あるオンラインデートサイトの使用者プロフィールを調査していたら、ある興味深い事を発見しました。
男性たちのプロフィールには自分自身を面白い人だという表現が多かったけれど、
女性たちのプロフィールには面白い人が好きだという言葉が多かったのです。
ウィルバー教授はこの違いが、ユーモアについての男女の考えの違いを表している証拠だと考えました。そこで、これを確認するための実験を準備しました。
面白い男、面白い女
ウィルバー教授は仮想の男女のプロフィールを作った後、自己紹介欄の一番最初の行に、面白いギャグを追記しました。
「登れない山は?」
「青山」
(翻訳が難しいので、似たような日本のギャグを載せました…受け流してください…)
ウィルバー教授はこのプロフィールを実験参加者たちに見せて、ギャグの記載がある時とない時、異性に対しての評価がどのように変わるのか観察しました。
結果はともても興味深いものでした!
女性たちの場合、同じ男性のプロフィールでもギャグの記載がある時の方がより魅力を感じましたが、
男性たちは、ギャグがあろうとなかろうと相手の女性に感じる魅力度はあまり変わりませんでした。
ウィルバー教授はなぜこのような違いが出たのか調べるために、実験参加者たちにプロフィールがどうだったか具体的に聞いてみました。
ユーモラスなプロフィール写真をみた女性たちは男性がより賢く、優しそうだと答えました。
しかし、男性たちは女性のユーモラスさを特にその人の知能や優しさと連結させて考えませんでした。
教授、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
面白い男vs面白い女
「基本的にユーモア感覚は個人の知的能力や社会性と密接に関連しています。」
「ユーモアを駆使するためには高いレベルの洞察力と抽象的な思考能力、言語駆使力が必要なためです。」
「女性たちは男性のユーモア自体よりも、それを駆使することができる男性の知的能力と社会性に魅力を感じているのです。」
「もちろん、男性も知的な女性に魅力を感じることは感じますが、それよりも女性の身体的な要素により魅力を感じるのです。」
「あえて女性のユーモア感覚を通してその人の知的能力と社会性を把握しようと努力をしないのです。」
笑わそうとする男、笑ってあげる女
「面白い人」を理想のタイプにあげる女性たちがいます。気に入らない部分があっても話がうまくて面白ければいいということです。
(フライパン...)
しかし女性たちが面白い男性を好きだからと言って、冗談やギャグばかり言っているのはどうでしょう。
女性たちが魅力を感じるのは、男性のユーモアそれ自体よりはユーモアに込められた機転と洞察力なのです。
それでは、女性たちはどうしろと?
シカゴ大学の研究によると、男性たちは面白い女性よりも自分のユーモアによく反応してくれる女性により魅力を感じると言います。
実際に、女性は笑っているだけでも、男性たちはかなり魅力を感じるんですって!
(参考 : モテる人は「笑顔」笑って愛され度アップ!)