上級褒めテクニック
皆さんは映画「アルフィー」をご存知ですか?
この映画の主人公アルフィーは、極上の女性たちとの出会いを求めてイギリスからニューヨークへやってきた女心をよく分かっているプレイボーイなのですが…
リムジンの運転手をしながらリッチな女性たちを送り、時には寂しい女性たちと熱いデートを楽しみ…
今日も女性を家まで送り届けている途中、女性がいきなり不機嫌そうにこう言うのです。
「私はもう廃れた女よ」と。
この時、女心をよく分かっているアルフィーは勘付きました。
女性は今「褒めてほしい」のだと。
突然ですが、ここでクイズです!
Q.この時アルフィーはどのような言動を取ったでしょうか?
- 「君は世界で一番美しい女性だ!」と褒めた。
- 「そんな事いったら僕はもうヨボヨボな爺さんじゃないか。」と冗談を言った
- 褒めることを一切しなかった
正解は…
.
.
.
3番です!!
え?女性が褒めてほしい事を知っていながらわざとしなかったって事…?
そんなの女性が期待した反応じゃなかっただろうに…
しかし、一体なぜアルフィーは褒めなかったのでしょうか?
褒めるというのは
恋人同士なら当然お互いをよく褒め合いますよね!
もちろん嬉しいですし、仲が良い恋人同士ならこういった褒め言葉はよく言い合っているでしょう。
しかし、専門家たちはこのように同じように褒め続けるのはよくないと言うのです!
そこで今日は、ある心理学の研究チームが行った「褒め方」についての実験を紹介したいと思います。
たくさん食べて偉いね~!
レッペルとヘンダーロンの2人の心理学者は、子供たちを対象に子供が1番嫌う(?)ブロッコリーで「野菜を食べさせる実験」を行いました。
まず研究チームは、子供たちがブロッコリーを食べるたびに褒めてあげました。
すると…!
豚もおだてりゃ木に登るという言葉のように、子供たちはブロッコリーをどんどん食べ始めたのです。
しかし実験はここで終わりではありません。
嫌いなブロッコリーをたくさん食べたのにも関わらず、研究チームは決まり文句のごとくそのまま褒め続けたのです。
すると…
子供たちはだんだんとブロッコリーをまた食べなくなってしまったと言います。
まさにこれが「褒める」効果がなくなった瞬間でした。
でも、一体なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?
昔は確かに甘かったのに…
子供たちは、嫌いなブロッコリーを食べると褒めてもらえる事に気づきます。
そして、もっと褒めてもらうために沢山食べようとします。
つまり、褒められる事が動機になっていたのです。
皆さんも恋人に褒められると、
「もっと綺麗になって褒められたい」
「もっと身なりに気を遣おう」
「こんなふうに褒めてくれる恋人を大切にしよう」と思いますよね。
しかし、習慣的に褒められ続けると喜びも薄れ、モチベーションも下がっていき効果がなくなってしまうのです。
例えば、甘い飴を毎日食べ続けるとしましょう。
食べ続けているうちにその甘さに慣れてしまい、確かに甘いはずなのにだんだん甘さを感じなくなってしまいます。
甘さや飴の種類にも限界があるので、飽きるたびに新しい飴を…という訳にはいきません。
そのうち、どんな飴をあげても「美味しい」や「甘い」といった感覚がなくなり「ただ口の中で溶けていく塊り」としか思わなくなってしまうのです。
慣れって本当に怖い…
「可愛い」は何百回聞いても嬉しいけど
だからといって恋人を「あまり褒めすぎるな」という事ではありません。
もちろん、恋人を「可愛い」「かっこいい」と思った時には素直に褒めてあげるべきです。
しかし、そんな時少し工夫した褒め方をすることがポイントなのです!
先ほど紹介した映画で、アルフィーは女性が褒めてほしかったタイミングで褒めませんでしたよね?
でも実は、
アルフィーは女性を送り届け、去り際に呼び止めて…
こんな事を言ったのです。
「後ろ姿が最高に素敵だ。」と。
女性はもう嬉しさを隠しきれません。
もうお分かりになりましたか…?
女心をよく分かっているアルフィーが使った相手を喜ばせるための工夫とは…
「思いがけないタイミングで褒める『Unexpected Compliment』」という事です!
相手が予想もしていなかったタイミングで褒めてあげるのが効果的なのです!
10回中1回は…
付き合っていると恋人を褒める事が習慣のようになってしまいがちです。
恋人が本当に素敵で本心で褒めてることもありますが、
相手が何を言ったら喜ぶのか分かっていて義務的に言うようになってしまう事もあります。
ではどうしたらいいのかと言うと…
これからは恋人を褒める時、10回に1回は「タイミング」を変えてみて下さい!
いつもデートの待ち合わせで
「お?今日なんか可愛いね」と言っていたのなら、
1日くらいはその気持ちをぐっとこらえて、家に帰る直前に耳元でそっと褒めてあげるのです。
「ていうかさ…今日、すごく可愛かったよ」
普段は褒め言葉に対してただ「ありがとう」の一言で終わっていたとしても、いつもと違うタイミングでそんな事を言われた恋人は…
寝るまでドキドキが止まらないでしょう。(ニヤニヤ)
ちょっとした工夫は恋人の心を掴み、2人の仲をさらに深める事ができますので、ぜひ一度実践してみてください!
P.S
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けろっぴーの勧誘の一言
皆さん、今日はやけに綺麗ですね…!