嫌われたらどうしよう…

Sちゃんは彼氏と付き合ってもうすぐ6ヶ月ですが、未だに彼氏が自分をどう思っているのかとても気にしています。

会話が途切れたり、話が続かなくなると一緒にいて退屈だと思われないかと心配したり、

顔がむくんでしまった日には、ブサイクだと思われるかもしれないと不安になったり…

最近は辛いことが多くて話を聞いてほしいって思う時もあります。しかし、彼に愚痴や不満を言って弱い人間だと思われたらどうしようと躊躇し、結局話せませんでした。

Sちゃんのように、恋人の前では常に完璧でいなければならないと思っている方、結構いるのではないでしょうか?

今日は、恋人の前では完璧でいたいという思いが恋愛において大きな障害になるという事をお伝えしようと思います(^_^;)

 

完璧主義

恋人の前では完璧でいないといけないと思っている人は、欠点を見せたら相手をがっかりさせてしまうと考えます。

ですが、その考えとは反対に欠点を隠そうと努力すればするほど、むしろ相手の気持ちは冷めていってしまうと言います。

なぜなら「自己開示」の効果を得られないからです。

自己開示とは自分の好み、考え、感情、経験など、プライベートな部分を正直に伝えることを意味します。

この自己開示は、相手と親密になり連帯感を高めるのに特に重要な役割をします。
(Maureen, 1963)

人は相手がありのままの姿を見せてくれた時、自分も知らないうちに相手をより信頼し、好きになると言います。
(キム・ユミ, 2017)

欠点までさらけ出してくれたら自分を信頼していると感じる事ができ、また自分の欠点を認め正直に話す姿がむしろカッコよく見えるからです。

なので、完璧でいようと自分の欠点を隠していては、相手から共感も信頼も得ることができず、時間が経っても二人の距離を縮めることができません。
(キム・ナヨン、キム・ヒャンスク, 2018)

 

愛せないから愛されない

さらに、完璧でいようとする人は相手から愛されにくいだけでなく、相手に愛情を注ぐこともなかなか上手くできません。

なぜなら「完璧な姿を見せなければいけない」という思いから「ありのままの自分では嫌われてしまう」という心理に囚われているからです。

このような心理状態の人は、相手がいくら自分に愛情を注いでくれてもその気持ちを信じられず、

いつか自分に飽きてしまうだろうと思い込んでいます。

そのため、自分も心を開いて相手に愛情を注ぐことができないのです。

むしろ、自分は元々相手のことをそこまで好きでなかったと思い込んで、わざと相手の欠点を探し出し、相手をあまり好きにならないように努力します。

そうすれば、ダメになった時もそこまで傷つかずに済むからです。
(Meleshko & Alden, 1993)

最初からありのままの自分ではダメだと思っているため、相手の気持ちも、そして自分の気持ちもすべて否定してしまうのです。

 

完璧でなくてもいい

完璧主義者の特徴は、あまりにも高い基準を設定し、その基準に到達しなければ自分を認めないという点です。

そして、基準を満たせない自分を取るに足らない価値のない存在だと思ってしまうのです。

こういった姿は普段の生活でもよく見られますが、恋愛でも同じように現れます。

いつだって恋人の前では完璧でなければいけないと考え、相手が否定的な態度を見せていない時でさえも嫌われたり、ガッカリされたりするのを恐れているのです。

ですが、欠点を見せたら嫌われてしまうなんてことはありません。

むしろ完璧になろうせずに、弱い部分や短所も見せ合う事で信頼も親密感も高まり、今よりももっと愛され、相手に愛情を注ぐこともできるようになるんです!

今まで恋人に良く思われたいと必死に頑張っていた方は、今からでもありのままの自分を少しずつさらけ出してみてはどうですか?

P.S.

恋愛においてありのままの自分を見せることが出来ない人たちは、人と近くなったり親しくなったりする事に恐れを抱いている「回避型」の愛着タイプを持っている可能性があります。

愛着タイプとは、数十年間多くの研究を通じて証明された最も科学的な恋愛心理タイプです。

この愛着タイプが何かによって、恋愛をしていく上でぶつかる問題が変わってくると言います。

ですので、自分がどういう愛着タイプを持っているのかを知っておくことはとても重要です!

恋愛の科学には、自分と相手の愛着タイプが分かる「恋愛スタイル診断」テストがあるので、ぜひ一度診断してみて下さい!

自分のことをよく知れるきっかけにもなりますよ♡

 


汚れたディスコの一言

私も次付き合った人の前ではおならができるくらい素直になりたいな…