日本を含めアジア諸国は年齢に敏感な社会です。
これは結婚においても同じです。
「どうしてそんなに早く結婚したの?」や「あの人も、もう売れ残りだよ!いつまで独身でいるつもり?」など、結婚についても、年齢によって周囲の反応が変わります。
因みに2015年6月に厚生労働省が発表した「平成26年人口動態統計」によると、日本の平均初婚年齢は、男性は31.1歳、女性は29.4歳。
これを基準として「結婚適齢期」と言われますが、単純に平均結婚年齢ではなく「科学的な結婚適齢期」はあるのでしょうか?
結婚するのに、良い年齢。
テキサス大学のノーヴアル・グレン教授は2万を超える調査を基盤として、結婚年齢による離婚率と結婚満足度がどう変わるか研究しました。
先ず、年齢が上がれば、離婚率は下がります。そのうちに22歳〜25歳の結婚が最も離婚率が低くなり、その後にも同じような水準が維持されました。
結婚の満足度はどうだったでしょうか。
22歳~25歳での結婚が満足度が一番高く、26歳以降の結婚は、それより低くなっていました。
その理由は?
グレン教授はこのような現象が現れる理由をいくつか紹介しました。
1)柔軟性?
若いカップルは、まだライフスタイルや価値観がしっかりと固まっていないので、結婚以降でも他人のライフスタイルや習慣により容易に適応することができるからです。
2) 恋愛経験の違い?
遅く結婚する人は、結婚前の恋愛経験が多いかもしれません。そして、恋愛経験が多ければ多いほど相手に望む条件が多くなるからかもしれません。
3) 逃した電車?
遅く結婚する人は、もっといい人をと、探してるうちに、いい人を逃してしまった可能性もあります。結局、年齢や周囲のプレッシャーに焦り、適当に結婚してしまったかもしれない。
要するに、歳自体が大事というよりは、態度や状況の違いが重要であるということかもしれません。
この記事の教訓
誤解しないでください。「誰でもいいからもう結婚しないと!」と焦る年齢なんてないのです。大事なのは、1), 2), 3)の落とし穴にはまらないことでしょう。
例えば22~25歳で、まだ若いけど結婚したい誰かがいるとしたら、年齢を理由にあえて結婚を先送りする必要なんてないということ!
若くて、愛する人がいるのに、恐いものなんてありますか?
年齢に関係なく幸せな結婚生活を送っている先輩夫婦を参考にすれば、あなたの結婚生活も幸せいっぱいのはずです!
(参照:幸せな結婚生活を送る上位10%の夫婦の秘訣)
FACEBOOK「いいね!」ボタンを押してください!
恋愛に関する科学的な情報を、無料で購読することができます。