ピル
あなたは友達から経口避妊薬(ピル)を飲んでいると聞いたらなんて言いますか?
「大丈夫?副作用はないの?」
「彼氏がゴムしてくれないの?薬なんて飲まないでちゃんとコンドームしてもらいなよ!」
「彼氏は喜ぶだろうけど、女性の体には負担が掛っちゃうんじゃないの?」
など、きっと多くの人がピルについて否定的な意見を述べると思います。
でも本当にピルを飲む事は良くないことなのでしょうか?
避妊は男の役目!
ピルには生理痛緩和など、女性にとってメリットもたくさんある薬なのにも関わらず、
女性たちがピルを否定的に考える理由は、副作用の心配もありますが、それだけではありません。
まだ日本では、ピル=避妊のイメージが強いだけでなく、女性が自ら避妊をしているとまるで相手に大事にされていないかのような印象を受けます。
女性がピルを飲んで避妊しているカップルの男性も「自分が避妊したくないから」「コンドームをつけたくないから」と、自分勝手で女性への配慮が足りない人だと批難されがちです。
このように、避妊は男性がするもの!女性が自らする事ではない!という考え方が浸透しているのです。
だから、ピルを飲んでいると言うと避妊してくれない彼氏のせいで、避妊薬を飲まされてると思われてしまいがちなのです。
本当に?
しかし、性的自己決定権を研究する女性学研究者たちの考えは違います。
研究者たちは女性が自分の意志で妊娠をコントロール出来るという点で、ピルの服用をポジティブに捉えています。
ピルを飲むと男性に避妊の協力を求める受動的な立場ではなく、女性主体で避妊ができるからです。
それに間違ったコンドームの着用やあらゆるトラブルによる避妊失敗を恐れる必要がありません。
何よりも、薬を飲む時間さえ気を付ければ99%以上の確率で避妊が出来るのです。
よってピルの服用は、男性に依存した避妊法であるコンドームとは違って女性の自立性を向上する、女性主体の避妊法だと言われています。
コントロール出来る!
ここで、ソウル大学看護学研究「未婚女性の経口避妊薬の服用経験」のインタビューに答えたAさん(25歳)の意見をみてみましょう!
「パートナーが避妊をちゃんとしてくれなくて不安なら、セックスをしないか、他の方法を考えて自分で自分の体を守らないといけないのに、それが出来ない人がすごく多いです。
妊娠の恐怖から解放されるためには自分自身がセックスすることに責任をもたなくてはいけないと思います。」
このような積極的な避妊は女性が性生活を主導的にコントロールできる原動力になります。
また、受け身ではなく自律的な行動ができている自分を誇らしく感じる事もできるでしょう。
正解が無くても
だからといって全ての女性にピルを勧めている訳ではありません。
副作用があるのでピルを飲めない方もいると思います。
多くの人が避妊法として使っているコンドームにも危険があり、子宮内避妊具やホルモン注射なども誰もが簡単に受けれる方法ではありません。
つまり、すべての人にとって100%安全な避妊法はないのです。
だからこそ本人に合った避妊法は何かを考え、自ら選択することが大事です。
そのためにも、どんな避妊方法があるのか、その避妊法はどんな原理で体にどんな影響があるのか、またどんな副作用があるのかきちんと調べる必要があります。
自分に何が合うのか分からない場合は、お医者さんに相談するのもいいでしょう。
きっとあなたに合った避妊法が見つかるはずです!
もちろん、避妊法をいくつか併用すると更に避妊率があがるので、色んな方法を試してみるのもいいでしょう。
このような積極的な行動は自分の性生活に責任感を持って主導的になるための過程です。
避妊薬を選ぶ時にも「まあ、薬は飲むだけだし、お互い楽だから飲んでみようかな」のような軽い考え方ではなく「私の体は私が守る」という主体的な考え方で選んで下さい。
望まない妊娠から自分の体を守れてこそ、セックスを心置きなく楽しめるようになりますから!
p.s
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キリン女子の一言
避妊とは、どっちか1人が責任を持つものではありません!2人共が責任を持って行うものです!