愛情表現
「私のこと、ほんとに好き?」
「俺のことちゃんと好きなんだよね?」
自分のことが好きか何度も聞いてくる人と付き合った事はありませんか?
いくら好きだと言ってもなかなか信じてくれず、不安がる...そんな人と。
でもこんな風に何度も聞かれると、疑い深いタイプなのか、それともただ愛情に飢えているのか…と疑ってしまいますよね(^_^;)
ところが…!
実はあなたが恋人を不安がらせている可能性が…!
そもそも皆さんは恋人に自分の気持ちがちゃんと伝わっていると思いますか?
ほとんどの人が恋人に愛情表現をする時に基本的かつ重要な事を見逃しているといいます。
一体何を見逃しているのか…?!今から一緒にみていきましょう!
気持ちを伝える3つの手段
皆さんが普段使っているコミュニケーションの手段にはどんなものがありますか?
ほとんどの方が主に「言葉」で自分の意志や気持ちを伝えていると思いますが、その他にも声や表情、視線、ジェスチャーなど、自分の気持ちを伝える方法はたくさんあります。
政治家が演説をしている場面を思い浮かべてみてください。
喋る言葉以外にも豊かな表情やジェスチャーを駆使していますよね。
(映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」より)
心理学者であるアルバート・メラビアンは人のコミュニケーション手段を
- 言葉 (話の内容、単語の意味)
- 聴覚 (声の大きさ、話す速度、話し方)
- 視覚 (外見、表情、視線、ジェスチャー)
の3つに分けた後、人はどの手段で発された情報をより信じるのかを調べました。
言葉より強いのは
1.言葉VS声
メラビアンは実験参加者達に録音した言葉を聞かせて、喋っている人が今どんな気持ちなのかを推測してもらいました。
ここでのポイントは言葉の意味と声が矛盾していたという事…!
つまり、「幸せ」という言葉を元気のない暗いトーンで言ったり、優しい声で「イライラする」と言っている録音を聞かせたのです。
その結果、人は言葉そのものの意味より声の情報でその人の感情を推測していました。
憂鬱そうな声で「幸せ」と言っているのを聞いて「この人は今あまり気分が良くなさそうだ」と答えていたのです。
2.声VS視覚情報
次は参加者達に録音した声を聞かせながら、声と違った感情を表している表情を見せました。
例えば怒っている声なのに顔はニコニコしていたり、逆に明るい声で話しているのに泣きそうな表情をしているといったミスマッチな組み合わせを提示した結果、
人は声よりも表情を見て相手の感情を推測していたのです。
つまり、声より表情から得た情報をより信じているということになります。
まとめると、人はコミュニケーションを取りながら相手の気持ちを推測する時に、言葉より声から得た情報を、声より表情やジェスチャーなどで得た情報を信じているという事です。
言葉だけじゃ足りない
メラビアンはこの研究を通じて情報の一貫性の大切さを強調しています。
人は相手が発する情報に一貫性がないと、確実な意味を持っている「言葉」ではなく、むしろ表情や視線、ジェスチャーのような曖昧な情報を信じてしまいます。
何回も気持ちを確認してくる恋人の話に戻ると…
「好きだよ」と言いながら違うところを見ていたり、声のトーンが低かったり表情が暗かったりしていて「言葉」とその他の情報に一貫性がなかったから相手の気持ちに確信が持てなかったのかもしれません。
また、このように言葉と声、表情やジェスチャーに一貫性がないままだと、どんどん「言葉」の信用度まで下がってしまいます。
恋人のことを疑い深いタイプだとか愛情に飢えていると決めつける前に、自分の愛情表現に問題はなかったかどうか振り返ってみて下さい。
気づいてなかっただけで、無神経な声や表情、ジェスチャーが恋人を不安がらせていたかもしれませんから。
言葉だけじゃ本当の気持ちはなかなか伝わらないという事を忘れずに…!
それでもダメなら
恋人の「好き?」の質問に、目を見つめながら、優しい口調で手振り身振りしながら「好き」を伝えたつもりなのに、何故か満足できず不安がる恋人がいるのなら…
今度は恋人側の問題について把握する必要があるでしょう!
常に不安がって気持ちを確認したがる人は、愛着タイプが不安型の可能性が高いです!
愛着タイプとは、数十年間多くの研究を通じて証明された最も科学敵な恋愛心理タイプです。
この愛着タイプが何かによって、恋愛をしていく上でぶつかる問題が変わってくると言います。
長く付き合っていくためにはお互いの愛着タイプを知っておくことはとても重要です!
恋愛の科学ではこの愛着タイプが分かる「恋愛スタイル診断」テストがあるので、ぜひ一度診断してみて下さい!
不安型の恋人とうまく付き合っていくためのヒントを得られますよ!
時のなりゆきの一言
少なくても目を見つめながら言うのは基本ですよね…