美味しいもの効果
美味しいものを食べながら恋人にお願い事をすると、OKしてもらえる可能性が高くなります。
イェール大学のアーヴィング・ジャニース教授が、ある興味深い実験を行いました。
この実験では、参加者たちを2グループに分けて、
Aグループには、食事をしながら
Bグループには、食事をしないで、様々な意見を聞かせた後
この意見にどれだけ賛同するか尋ねました。
すると、ご飯を食べながら聞いていたAグループが、意見に対してより肯定的な反応を示したのです。
教授は、これには2つの理由があると言っています。
1つ目の理由は、ご飯を食べている時に感じるポジティブな感情が、相手や話そのものに良い影響を与えるから。
2つ目の理由は、ご飯を食べる時は口や舌に神経が集中するため、他のことに対する判断力が相対的に鈍くなる傾向があるからです。
(だからよく、ビジネスマンが重要な交渉をする時、高級なお店に行くのか…)
これを、心理学ではランチョンテクニック(luncheon technique)と言います!
皆さんも、恋人に言いづらいお願いや説得したい事がある時は、美味しいごはんを食べながら言ったほうが効果的ですよ!
でも…あとで「やっぱり無かったことにして!」なんて言われると嫌ですから、誓約書を書いてもらうのも手かもしれません…(笑)
恋人を傷付けてしまった時…
プレゼントをあげたり、美味しいものを食べに連れて行くのは、実はあまり良い方法ではないと言います。
プレゼントよりもっと大切なこと、それは…
ごめんなさいという気持ちを言葉で伝えることです。
イギリスのノッティンガム大学の研究チームは、ショッピングサイトで悪い評価やコメントを残した会員を対象に、
- 心からの謝罪
- 100円相当のポイントをプレゼント
- 2000円相当のポイントをプレゼント
これらの3つの方法で謝罪をした後、彼らにクレームを削除してほしいとお願いしました。
すると、100円相当のポイントをもらったグループは19%、
2000円相当のポイントをもらったグループは 23%の人が、クレームを削除してくれました。
そして、言葉で心からの謝罪をしたグループは…
なんと!45%の人がコメントを削除をしてくれたのです。
研究チームはこの理由について、
「許す」という行為は、理性的に行うものではないからだと言います。
心からの謝罪は相手の心を動かし、許してあげたいな…という気持ちを刺激しますが、
物理的な物を与えると、かえってその気持ちが無くなってしまうのです。
自分のミスをプレゼントでチャラにしようだなんて…甘い!という事です(´;ω;`)
恋人に何かお願いする時は、もし頼み事を聞いてくれなかった時に起こり得る、悪い結果について話すことをオススメします。
バージニア大学のアイリン・チュー教授と、ノースウエスタン大学のキース・マーニガン教授は、他人に頼み事をする時の最も効果的な方法を調べました。
この実験では、道行く人に困っている人を助けてほしいとお願いしたのですが、
1つ目のグループには「困っている人を助けてください!」
2つ目のグループには「困っている人を助けてください!今皆様の支援がなければ、彼らはもうすぐ命を落としてしまうかもしれないんです…!」と言ったところ、
なんと、2つ目のグループに60%も多く支援をしてくれたのです。
教授はその理由について、人はただ要求されるよりも自分がその状況を変えられるなんらかの影響力を持っていると感じた時に、より行動に移しやすい傾向があるからだと説明しています。
なので、これからは恋人に「もうタバコやめなよ」と言うよりも
「タバコを吸ってると、4年も寿命が縮まるんだって。だからやめたほうがいいよ…!」と言ってみて下さい(´ڡ`๑)
P.S
お願い事をする時はテクニックも重要ですが、2人が普段からどれだけ仲が良いかも重要です。
そこで、どんなお願い事も聞いてくれるような親しい仲になれるとっておきの方法を特別にお教えします!
その名も…<恋に落ちる会話術>!!!
これは、初対面の人でも親密度を38%もアップできるという実験検証済みの会話術!