喧嘩が多いカップル
夫婦関係の専門家であるガットマン博士は、
カップルが喧嘩をする姿を見るだけで、そのカップルの関係性が分かると言います。
(参照:知っておくべき別れるまでの5段階)
さらに博士によると、喧嘩をする時に起きる身体の変化を見るだけでも、
彼らが今後別れるかどうかを、ある程度予測する事が出来ると言うのですが…
果たして本当なのでしょうか?
今回は、喧嘩した時に身体にどのような変化が起こるのかと、
喧嘩別れしないための秘訣についてご紹介します!
興奮するほどすぐ別れる
高速道路を運転している時に、突然前に車が割り込んできて、
事故りそうになったと想像してみて下さい。
心臓がバクバクし、全身から冷や汗が出て、興奮状態になっていると思います。
このような症状を生理的覚醒状態(DPA)と言うのですが、実は恋人と激しく喧嘩した時も同じ状態に陥ります。
体は危険を察知すると、他人に対して攻撃的な態度を取ったり、自己防衛的な態度を取ります。
すると、周りの人が全員敵に見え、何を言われても悪い風に聞こえてしまいます。
頭では分かっていても、これは心ではなく身体の問題なので、
自分では中々コントロールできず、攻撃的な態度を取り続けてしまうのです(´・ω・`)
喧嘩を繰り返すカップルがすぐに別れてしまうのも、これが原因です。
「生理的覚醒?私は多分大丈夫…」と思っていらっしゃる方は、
自分が次の項目に当てはまっていないかチェックしてみてください。
実際に次のような言葉を言ったことがある方は、ケンカ中に生理的覚醒状態に陥ってる確率が高いと言えるでしょう。
- 自分の話を優先し、繰り返し言う
例)「とりあえず私の話聞いて!」 - 相手の言ったことに対して、解決策を考えようとしない
例)「じゃあどうしろって言うの?」 - 相手の言葉が理解出来ない
例) 「何言ってんのか全然分かんない!」
このように、自分の主張ばかりしてしまったり、
相手の言葉を理解できなかった原因は…
2人のうちどちらかが生理的覚醒状態に陥っていたからだったのです。
脱出方法
では、生理的覚醒状態に陥ってしまったらどうしたらいいのかって?
抜け出す方法は、たった一つです。
ヒートアップしている喧嘩をすぐにやめて、20分ほど休憩してみてください。
今すぐ言いたい事があっても、一旦止めて他のことで気を紛らわし、心拍数が元に戻るのを待ちましょう。
生理的覚醒状態は本能的な現象なので、いくら落ち着いて話そうと思っても、そう簡単にはできません。
また、自分ではなく、相手が生理的覚醒状態に陥っていることに気づいた時も、喧嘩をストップしましょう。
「今二人とも興奮気味だから、少し頭を冷やしてから話そう」
と言って、喧嘩を止めてみて下さい。
ガットマン博士の研究によると、実際に20分休憩してから話をしたカップルは、
休む前に比べてかなり落ち着いた様子で話し合いができたそうです。
20分なんて待てない、もっと早く興奮を鎮めたい!という方は、漸進的筋弛緩法を試してみて下さい。
これは、全身の筋肉に力を入れたあと、一気に抜く方法です。
こぶしを10秒間グッと握ったあと、10秒間力を緩め、 次に肘を曲げて10秒間キープし、また力を抜きます。このように、脚や肩なども、同じように力を入れて力を抜く、を10秒間ずつ繰り返してみましょう。
気になる方は、インターネットで「漸進的筋弛緩法」と検索してみて下さい!
生理的覚醒状態は、心ではなく身体に起きる現象なので、身体的な緊張をほぐすだけでもかなりの効果があります。
皆さんもぜひ、この方法を恋人にも教えてあげて下さい。
次に2人がケンカした時には、いつもよりずっと早く解決できるはずですよ(*´ω`*)
P.S.
いつも恋人と同じようなことで喧嘩になる…という方は、
2人の愛着タイプの違いが原因かもしれません。
恋愛の科学にある<恋愛スタイル診断>で、お互いの恋愛の仕方や性格についてもっと知ってみてください!
恋人の愛着タイプを理解し、歩み寄ることができれば、もっと良好な関係を続けることができるはずです(●´ω`●)
チャミンの一言
とりあえず、フーっと深呼吸