忙しい彼
A君は最近休む暇もないくらい大忙しです。
TOEIC900点達成プロジェクトを始めてから約2ヶ月、平日はもちろん週末にも図書館に通っています。
問題はA君の彼女であるB子ちゃんです。
A君が忙しいのは分かっているけれど、それにしても構ってくれなさ過ぎて、どんどん2人の関係が自然消滅に近付いてきているような気がしています。
B子ちゃんの心の中では、彼の自分に対する気持ちが冷めてきているのではないかという不安でいっぱいでした…
A君の彼女に対する気持ちは本当に冷めてしまったのでしょうか?
忙しい恋人の真実
シラキュース大学心理学科のベンダードリフ教授は実験を通して人が何かに没頭している時に現れる心理的現象2つを明らかにしました。
A君カップルの例を通して見てみましょう。
1.「特に異常なし」症候群
今日はA君とB子ちゃんが一週間ぶりにデートする日です。
B子ちゃんは今週会社が忙しくストレスが溜まっていますが、
一週間に一度しかない彼と会えるデートの日に機嫌の悪さが彼に伝わるのが嫌で、あまり余計なことは口にせず大人しくしていました。
普段のA君であれば、彼女の表情を見ただけで何かあったのかな…と彼女の変化に気付くことができるのですが、TOEICのことで頭がいっぱいの彼は、B子ちゃんの機嫌が悪いという事に気付くことができませんでした。
「このように、目標に向かって必死になっている人は周囲で起こっている問題を認知する能力が著しく低下します。」
「1つのことに集中しようとして他のことに対しては『特に異常なし』と安易に判断してしまうのです。」
「わざとそう考えているのではなく、脳がそのように働いてしまうのです。」
2.『全部上手くいっている』症候群
では、またA君カップルの話に戻ってみましょう。
A君とのデートを終えて、モヤモヤしながら帰宅したB子ちゃん。
モヤモヤしつつも寝る前にはいつものように「大好きだよ」とメッセージを送りました。
しかしA君は彼女の気も知らずにご機嫌な様子です。
忙しいにも関わらず、時間を割いて彼女とデートしてあげた自分がとても誇らしいのです。
A君は彼女のメッセージに対して「僕も」と返信して楽しい1日を終えました。
「このように目標に向かって必死な人は、周りで起こる肯定的な信号を簡単に過大解釈する傾向があります。」
「理由は同じで、周りで起こる物事が全て上手くいっていると思ってしまうのです。」
「これも同様に無意識的に起こる現象です。」
知らなかった…
何かに夢中になっている人達は、良くないことは気付くことが出来ず、自分にとって都合の良いことばかりを見ようとします。
自分を守ろうとする一種の心理的バリアのようなものです。
忙しい恋人のせいで寂しい思いをしている皆さん!
気持ちはわかります…
しかし!
どんなに寂しくても、それだけで恋人の気持ちが冷めてしまったと断定しないで下さい。
意図的にそうしているのではなく、脳がそのように働いてしまっているだけなのですから。
もしかしたら、そんな風に何かに夢中になって必死に頑張っているのは、恋人からもっとカッコ良く見られたいとか、自分が頑張っていい結果を得られれば彼女に何かしてあげれるかもしれない、そんな理由もあるのではないでしょうか?
もう少しだけ相手のことを理解して応援してあげてみてはいかがでしょうか?
幸せな恋愛は目標達成にいい影響を与えるということが他の研究でも明らかになっています。
(参照:恋愛は邪魔じゃない?!恋愛と両立することで目標を達成できる!)
そして感じている寂しさも正直に表現して下さい。
どうか恋人の気持ちが冷めてしまったと決め付けないで下さい。
相手も自分たちの仲がより良い方向に向かうことを同じように望んでいるという事を理解していれば、自分が感じている寂しさを正直に打ち明けることもできますよね。
きっと相手はあなたの気持ちを理解してくれるでしょう…!
大好きな恋人と長く付き合うためには、賢く状況を把握してお互いを配慮する事が重要です。
自分の今の感情が全てではないので、どんな時も相手の立場を考えなくてはなりません。
いつも自分本位に行動していたら、一人の人と長く付き合うのは難しいでしょう。
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