Q. 次のうち、あなたにあてはまるものをすべて選んでください。

1. 恋人から愛されていると感じる事が重要だ。
2.恋人が自分に飽きてしまうのではないか不安になる。
3. 恋人の元カレ・元カノのSNSをこっそり探る。
4. 私は恋人の気分や感情の変化にすぐ気付く。
5. 恋人が先に連絡をしないなら、自分もしない。

この中でいくつ選びましたか?
3つ以上該当したのであれば、あなたの愛着タイプは「不安型」である可能性が高いです。
(愛着タイプの詳細については「最も科学的な相性診断!3つの愛着タイプからみる2人の恋愛スタイル!」の記事で確認する事ができます。クリック!クリック!)

不安型の人は、相手の気持ちが変わってしまうかもしれないと不安になり、恋人に多くのエナジーを注ぎます。

考え過ぎるタイプなので、恋人が普段と違う行動をしたら「もしかして怒らせたのかな?」と気になり、正直に自分の気持ちを表現するのが苦手です。

もし、あなたが不安型ならば、またはあなたの恋人が不安型ならば、この記事を注意深く読んでみてください!

今日は、不安型の人は恋人とケンカする時どのような行動をするのか、このような行動が恋人にどんな影響を及ぼすのかを詳しく見ていきます!

 

罪悪感を誘導する戦略

オークランド大学のマシュー・ハモンド教授は、不安型の人が恋人とケンカする時にどのような特徴を見せるのか、気になりました。

実験のために180組のカップルを集めた後、「恋人に直してもらいたい所」というケンカするには丁度いいテーマで話をしてもらいました。
その後、お互いにどのような行動をするのかを観察しました。

結果を分析していたハモンド教授は、ある事実を発見しました。

不安型の人々は、恋人とケンカする時、共通して「罪悪感を誘導する戦略」を使ったという事実です。

うん…?「罪悪感を誘導する戦略」…これはなんですか?

例えば、このような事です。

  • 自分が傷ついた事を大げさに表現する。
    例)悲しい表情をしたり、わんわん泣きわめく。
  • 恋人からのより多くの関心と愛を要求する。
    例)「私たち、本当に付き合っているんだよね?」
  • 自分がどれほど傷ついたのかを分かってもらいたがる。
    例)「私がどれだけ傷ついたか分かる?」「もう誰も信じられない。」
  • 自分で自分を貶めて否定する。
    例)「私はなんでこんな人間なんだ!」「私はこんな事しかできない!」
  • 恋人が過去に犯した過ちを改めて言及する。
    例)「前もそうだった。」
  • 恋人の気持ちが前とは違うということを強調する。
    例)「本当に今も変わらず私の事好きなの?」「前はそうじゃなかった!」

上記の例の意味はそれぞれ異なりますが、目的は一緒です。
このような言葉で恋人に罪悪感を感じさせるのです。

しかし、これらはわざと罪悪感を感じさせるための意識的な行動ではありません。
では、なぜ不安型の人たちは本人も知らないうちに罪悪感を誘導する戦略を比較的多く使うのでしょうか?

前で言及したように、不安型は基本的に恋人が自分から去ってしまうかもしれないという不安と恐れを抱いています。

普通の人は、恋人と喧嘩する時に怒ったりもしますが、不安型の人は怒ることができません。
自分が怒ったら、恋人に捨てられてしまうのではないか、別れてしまうのではないかと心配になるからです。

なので、不安型は自分がどれだけ傷ついたかを強調して、恋人の罪悪感を誘発するのです。申し訳ない気持ちにさせて、自分にもっと関心をもってくれるように、愛情をもっと注いでくれるように促すのです。

この戦略は実際に効果があるのかですって?
それがですね…

 

もっと尽くしてくれるよね?


罪悪感を誘導する戦略のおかげで、不安型の人の恋人たちは他のタイプの恋人たちより2倍に近い罪悪感を感じたのです。

罪悪感を感じた不安型の人の恋人たちは、好きな人を傷付けてしまった事実と自分の気持ちを表現できていなかったという後悔によって恋人にもっと尽くそうと努力しました。


親しい関係であるほど、罪悪感を刺激した時に相手がもっと申し訳なく思い、もっと尽くそうと努力するという研究結果もあると言います。
(Baumeister, tillwell, & Heatheron 1994)

電話も頻繁にして、早く返信して、愛情表現も多くなって「これからもっと尽くさないと!」と誓うのです。

恋人が悪かったのは事実だけれど、前よりも努力する姿や自分に気を遣ってくれる恋人の姿を見た不安型の人は、関係満足度が以前よりもっと高くなったのです。


罪悪感を誘導する戦略のおかげで、不安型の人は心の奥底にある関係についての不安を鎮めることができたという事です。

 

いつまで幸せなのか…?

問題があっても、結果的に2人の関係が良くなる幸せな結末ですね。ふふふ。

「私も次ケンカした時は、すっごくオーバーに傷ついたフリしなくちゃ!」なんて思いましたか?

そのように考えるにはまだ早いです!
ハモンド教授は罪悪感を誘導する戦略を使った人間関係が12ヶ月後にどのように変わったのかも調べてみました。

果たしてその結果はどうだったのでしょうか?

長くなったので前編はここで終わりにして、この結果は後編でお話する事にします!
後編では罪悪感を誘導する戦略を使いすぎた時の予想外の結果をより詳しく探ってみます。

後編に進む前に…
記事の最初の質問で3つ以上が当てはまった場合…もしくは恋人が該当した場合…!!!
愛着タイプが「不安型」の可能性が高いと言いましたが…

愛着タイプって何?不安型だとどうなの?と思いますよね?

愛着タイプとは、数十年間にも及ぶ研究を通して証明された最も科学的な恋愛タイプです。

カップルがそれぞれの愛着タイプを知っておくだけでも、普段2人が喧嘩している根本的な原因や解決策についてより正確に理解することができると言います!

恋愛の科学の「恋愛スタイル診断」は実際の研究を参考にして作られたものであり、それぞれの愛着タイプについての詳しい説明と各タイプの人に出会った時に気を付けるべき点を知ることができます!

  • 毎回同じような理由で失恋していたのであれば
  • 恋人と同じような事で喧嘩を繰り返しているのであれば
  • もう少し安定した恋愛をしたいと思っているのであれば

「恋愛スタイル診断」でそれぞれの愛着タイプを診断してみることをオススメします!
愛着タイプを把握してから後編を読むと、より役に立つはずですから!!

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