[話し合ってくれない‥]
私はカナ(仮名)です。
同性のパートナー(女性)がいます。
そこは私を男としても彼女を男として考えても良いですが、悩みがあります。
それは喧嘩したり、2人の間で問題が発生した時に、相手が話し合いに応じてくれない事です。
彼女が冷静な時には、気持ちを溜め込みやすい私に「八つ当たりでも何でも良いから思っていることを伝えて欲しい！」と言ってくれますが、
いざ私が本音(辛いと思っていることやどんな事が悲しいかなど)を話していると、途中で「じゃあ1回別れよう。他にいい人がいるよ」と言うのです。
[本音を言うのが怖い…]
私はそれを言われるのが怖くてなかなか本音を話す事ができません。
そして別れようとセットで必ず言われるのが「なんかめんどくさくなった」この一言です。
私は毎回自分の気持ちと、きちんと話し合う必要があるという事、私にも悪いところがあったなら直す努力をする、ごめんということを必死に伝えています。
すると落ち着いてから彼女は「本当は別れようって言って、あなたが別れたくないって言ってくれる事で安心する。私だってあなたといたい」と言われます。
しかし今回でそのようなやりとりが3回目…
お互いに価値観のズレは必ずあるから、きちんと話し合おうと言う事にも私自身、疲れてきました。
私は彼女を愛しています。
別れたくはありません。
しかし彼女は別れようとすぐ言うので、本当は別れたいのかなと思うこともあります。
私はどうすれば良いのでしょうか？
別れるべきなのでしょうか…？別れを考えるととても辛いです。
ビー玉の一言！
「関係を維持しようとする意志」
人を愛するのに性別は重要ではありません。
しかし「恋人に対する態度」は本当に重要です。
問題が起きる度に別れようと言う人を、本気で愛する事ができますか？
イエール大学のスタンバーグ教授は、
愛する事において重要な要素の1つとして「関係を維持しようとする意志(コミットメント)」をあげています。
分かりやすく言えば、
何があっても私の恋人は私のそばにいてくれる、どんな危機が訪れても私たちは揺るがないという確信のようなものです。
この意志が弱いカップルは、喧嘩別れする確率が高いです。
(参照：恋愛に必要不可欠な3つの要素)
残念ながらカナさんの恋人は、カナさんとの関係を維持しようとする意志が弱く見えます。
もちろんカナさんに引き止められた後に「別れたくないって言ってくれて安心した」と言いますが、もし引き止めなかったらどうなっていたでしょうか？
そのまま別れてしまうのでは…？
何より一番大きな問題は、
本音を言う度に彼女からすぐ別れようと言われるので、カナさんも「別れた方がいいのかな」と悩んでしまうこと。
これは…恋人関係において本当に危険なサインです。
本当に彼女の事を愛しているのであれば、今感じている感情をオープンして率直に話し合うべきです。そのような事を言われる度に、私も別れを考えてしまうんだと。
それでも話し合いをしてくれなかったり、カナさんの気持ちを理解してもらえないのならば…
何がカナさんにとっていい選択なのかもう一度考えてみてください。
けろっぴーの勧誘の一言
「愛を深める喧嘩」
今のように喧嘩する度にずっと否定的な考えをしてしまうと…2人の関係が悪く終わってしまうかもしれません。
サウスカロライナ大学の研究によると、
「どれほど頻繁に喧嘩するのか」より「その喧嘩をどのように捉えるのか」が重要だそうです。
(参照：仲良しカップルに学ぶ！絆を深める喧嘩の乗り越え方)
仲の良いカップルは
「大喧嘩しても仲直りできた！これから何があっても乗り越えていけそう！」と考えますが、
仲の悪いカップルは
「私たちが合わないからこんな喧嘩をするんだ」と考えてしまうと言います。
カナさんの恋人が喧嘩する度に「別れよう」「めんどくさい」と言う理由は「私たちは合わない」と否定的な考えをしてしまうからだと思います。
恋人との関係を回復したいのであれば、
このような話を直接してでも否定的に考える習慣を直してもらう必要があるでしょう。
そうでなければ…
関係を続けられなくなる時がきてしまうかもしれません。
シアバターの一言
「高い不安型‥！！」
本音を言われる度に「別れたい」と言う、また「別れたくないって言ってくれて安心した」と後から言ってくる…。
このようなパターンが繰り返される最も大きな理由は、彼女の愛着タイプが「不安型」だからでしょう。
不安型の場合、
相手の気持ちが変わってしまうのではないかと不安がり、愛情を求めがちです。
特に大好きな恋人から何か言われると…
自分がどれくらい傷ついたか、恋人に罪悪感を抱かせるのです。(彼らは敏感で傷つきやすい、相手の気持ちを自分なりに推測して大げさに考えてしまう時があります。)
つまり…彼女もカナさんと本当に別れたいとは思っていないでしょう。
むしろ、カナさんに強く引き止められたいからそのような発言をしてしまうのです。
自分の感情が複雑になってしまい…
本当の事とは全く違う事を口に出してしまった可能性が大きいでしょう。
(参照：恋人を反省させる秘策？！罪悪感を抱かせる喧嘩戦略【前篇】)
(参照：恋人を反省させる秘策？！罪悪感を抱かせる喧嘩戦略【後編】)
このような不安型には、
無条件の愛と信頼を与えてあげましょう。
彼女がカナさんの愛情を十分感じれるように、たくさん表現してあげるのです！
今は少し辛いでしょうが…
後からきっと彼女は献身的な恋人に変わるでしょう！☺
より詳しいアドバイスは、
アプリの恋愛スタイル診断(愛着タイプ)を参考にしてください！
だいこんの一言
「喧嘩しても別れないカップルの特徴」
幸せなカップルも不幸なカップルも、喧嘩する理由や喧嘩の仕方は似ています。
しかし…喧嘩した後の態度には大きな違いがあいます。
(参照：すぐに仲直りできないのは喧嘩後の態度のせい？！)
不幸なカップルの場合、
2人の間に問題が起きたら相手の愛情を疑います。
「私への気持ちが冷めたんだ」と否定的な考えをしてしまうため、相手と距離をおいてしまうのです。
ところが幸せなカップルは、
喧嘩をしても相手は自分のことを好きでいるという確信を持っています。
「話し合っていけば大丈夫」
「それでも私のことを好きでいてくれるだろう」
そのため、彼らは喧嘩した後にも恋人と積極的に接して、機嫌を直すために努力します。
カナさんの恋人は、不幸なカップルと同じく、
問題が起きた時に否定的な考えをしがちなタイプみたいです。
そのため、カナさんが思っていることをちゃんと聞いてあげれないし、すぐに別れようとする極端な行動をとってしまうのです。
しかし恋人の率直な気持ちは、
「カナさんと別れたい」ではありません。
これだけは信じてあげてほしいです！
P.S.
皆さん、一人で悩まないでください。友達にも言えない恋の悩み…
恋愛の科学に相談してください。
悩み相談はnayami@scienceoflove.jpにて送ってください！
全ての方の相談に乗ることが出来ず申し訳ございません...T^T！！
(下のイメージをクリック！)
この記事を読んだ人はこの診断をしています！
